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今冬のキムチの販売戦略①

キムチを漬け始めてから今年で3シーズン目の冬を迎える準備をしています。(今日めっちゃ暑かったですが…。)

白菜の第一陣はもうすでに大きく育っていて、大根の葉っぱも5枚くらいに育ってきました。白菜の第二陣ももうそろそろ植える時期となっています。

そんな時期に、ふと色々と思い浮かんだことがあって急遽ひかりと今冬キムチの販売戦略会議を開いたので、そちらを共有させてください。

まず、そもそもキムチの販売を始めるときのお話をすると、農家が漬物を販売する時に考えることは次の二通りのパターンがあります。

①白菜が収穫できる時期に産直コーナーに出す。
②キムチ屋と割り切って通常のキムチコーナに置いてもらう。

この2パターンがあると思うのですが、私たちもキムチを漬けて売るぞ!という時に、まずはこのことを考えて商品作りをしました。

結論から言うと、私たちのキムチの売り方は②の方です。

キムチを販売するときは、農家としてではなくてキムチ屋さんとして売っていこうと言う事になりました。

なので、私たちのライバルは「農家の漬物名人のばあちゃん」ではなくて、「その土地で古くからある老舗キムチ屋」とか、「大手漬物会社」となってくるわけで、ここに商品を置いてお客様に届けるにはめちゃくちゃ難易度が高い方を選んでしまったわけです。

そして、もちろんキムチ屋として割り切ってキムチを販売するには、年中出荷しなければならないので、新潟で白菜や大根が栽培できない時期に関しては市場からの仕入れに頼らざるをえません。

ここも一番最初に悩んだところではあるのですが、原料がない時期は仕入れてでもキムチで勝負したい!と言う強い思いのもとそのような結論に到りました。

で、ようやく今冬のキムチの販売戦略のお話です。

ラベルを変えます!

今年の冬のキムチはラベルを変えようと思っています。

私たちのキムチのラベルデザインをしてくださっているのは、ツムジグラフィカの高橋徹さんと言う方に全てお願いしています。

もう本当にこの人の写真が大好きで、また考え方もすごく独創的な考えをお持ちの方なので私たちひかり畑が大好きなデザイナーさんなのです。

その方に連絡をとり、来週の水曜日に第一回目の打ち合わせをする事になりました。

こちらのマガジンで、進捗状況を載せていきますね。

理由はただ一つ、ラベルデザインができる過程って超ワクワクするんです笑jそのワクワクを皆さんと共有したいので、まだ完成前のラベルデザインから共有していきたいと思いますので、お楽しみに。

なぜラベルを変えるのか?

と言うところなのですが、私たちの今までのキムチに対する想いが少し変わったからです。

ただ、今までのラベルもすごく好きなので、これは継続して使っていきます。

では何が変わるのかと言うと、冬季の私たちが育てたキムチや大根を使用したキムチの時だけラベルを変えていきます

それ以外の時期に関しては、今まで通りのラベルです。

私たちは今まで、県外から仕入れた原料を使用したキムチは心のどこかで「仕方なく」そうしていたと思っていたんです。

まぁ、でもキムチ屋は通常市場から仕入れてキムチを漬けていますよね。

それでも、やはり夏の野菜と冬の野菜とでは味が全く違うものになるし、そもそも市場で仕入れる白菜や大根はキムチ専用のものではありません。

なので、私たちが夏場のキムチを漬ける時には、実は冬のキムチと製造方法もレシピも変えているんです。

夏と冬では野菜の味も、人間が感じる味覚も変わるんです。

それを計算に入れてレシピを少しずつ変えながら設計していると言う、なんとも答えのない計算を常に繰り返しているんですよね笑

で、です。

ひかり畑の冬のキムチって特別なんじゃね?

っていう事にようやく気が付いたんです笑

キムチ屋としてレシピ開発を日々繰り返し、仕入れた野菜でキムチを漬けるのが日常
冬場に、キムチ専用の白菜と大根を自分で育てて、しかも新潟という恵まれた風土で育てられた野菜で漬けるキムチは特別

この区別をするためのラベルを今回作ってもらうという戦略です。

何もラベルは一種類だけじゃなくてよくて、「ラベルで売る」という方法もありますよね。

というわけで、進捗状況は逐一こちらに投稿していきますので、一緒にワクワクしましょう!

長くなったので、販売戦略の後半はまた次回。

とりあえず言っておくと冬場はひかりが「ひかりばあちゃん」になります笑


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