閏年のホワイトデーにはご注意を

『ホワイトデーは3倍返し』

男性からすると理不尽に思えるルールがどこから生まれたかはさておき、どういう計算で3倍にも膨れ上がるのか考えてみた話。

最近株に興味(というより始めないといけない焦り)を持ち始めた自分はすぐさま「はは~ん、これは利息だな」と思い至った。
確かに女性側としては一か月もの間プレゼントに対する回答を待たされるのだ。これは利息が発生してもしょうがない。ましてや真剣な思いが込められていれば3月14日までの一日一日が気が気でなく、不安は膨れ上がる一方だろう。ということで、利息は日当たりの複利だと結論づけた。ちなみに日当たりの利率を日利とか日歩(ひぶ)というらしい。

計算の方針が立ったところで実際に1日当たりの利率を計算してみた。
計算は高校数学(logとか)で簡単にできるし、インターネットで計算してくれるサイトもある。最近ではchatGPTに聞くというのも手かもしれない。

計算したところ、
だいたい1日当たり4 %の利率という結果だった。

素晴らしい利回りである。株で4 %というと高配当株にあたるそうで、しかも株の場合は年間で計算した場合の話である。
バレンタイン株は日当たりで4 %、これは10日で48 %にまで膨れ上がり、悪徳で有名な10日で1割、いわゆる「トイチ」を優に超えてくる。


 さて、ここで言いたいのは「バレンタイン株が悪徳だ」とかいう文句ではない。男性はもらったものにはきっちり返すのが筋だ(自分もお菓子を3回妻に作って手打ちにしてもらった)。
ただこの『3倍返し』ルールが崩壊する年がある。

そう、閏年だ。

この年は2月が29日まであるため、3月14日がバレンタインデーから29日後になる。利率4 %で運用すると、なんと3月14日には3.12倍返しが必要なのだ。

閏年に間違って3倍返しで済ませようものなら、残り12 %が未返済のため4 %がかかり続けてしまう。来年のホワイトデーには目も当てられない返済が待っているだろう。

男性諸君、閏年のホワイトデーにはご注意を。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?