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経理のオシゴト~経理って何やってるの?~

こんにちわ!
ROBOT PAYMENTで経理を担当している辻ひかりです。
今回は、私の経理のオシゴトについてお話ししたいと思います!

・いま違う職種だけど将来的に”経理”にチャレンジしてみたい
・”経理”の仕事にちょっと興味がある
・自社にいる”経理”の人の仕事内容や苦労を知って、仲良くなりたい(笑)  
←経費精算遅れがちで経理に怒られがちのあなた!是非♡

※ちなみに私は営業→経理にジョブチェンジをしています☺
https://note.com/robotpaytsuji/n/n4ff81820876d

特にこんな方々に読んで頂けると嬉しいです( ^^) 

また経理というキーワードを聞いて皆さんこんな事を最近よく耳にしたり、思い浮かべたりしませんか・・・??

コロナの中出社してる職種”経理”

AIに取って代わられる職種ランキングでよく上位ランクイン”経理”

なんで経理って出社が必要と言われがちな職種なのかなぁ・・・経理ってAIに取って代わられるってよく聞くけどどんな仕事してのかなぁ・・なんて疑問にもお答えしたいと思います☺

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私の経理のお仕事

まず、私の業務のご紹介の前に弊社の部署紹介をしたいと思います!(おそらく一般的に少し親しみが無い部署がありますので・・ぜひご紹介させてください!)
弊社には元々管理部に、法務・労務・経理・情報システムが統合されていました。
事業拡大、上場を視野に入れた組織作りの一環で、業務推進部に法務・労務・情報システム・総務、経理財務部に元々事業側に配置されていた精算経理が配置されました。

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ん?精算?何それ?

弊社の精算ですが、弊社の決済代行事業の顧客預金の精算業務(振込金額の確定、明細作成、請求金額の確定、顧客対応)、クラウドサービスの請求業務(請求書作成、売上債権管理、顧客対応)を行っている部署です!

※精算というサービスを提供しているので、売上をあげている部署といっても過言ではありません☺

経理は精算で作られる売上&債権の数字を各種稟議やツールから寄せ集め会計ソフトに計上を行っています。
以前は事業部側に精算が配置されていたので密な連携が取れにくくなる・・・という事があったのですが今では精算と経理は一心同体です!

一般的には請求業務は経理や営業事務が行っている企業が多いかと思いますが弊社は精算が集約して業務を遂行しております!
基本的に一般的な会計・経理の上記以外の業務を弊社は経理が行っています。



さて、”経理”と聞いて皆さんどんな仕事や人を浮かべますか??

・カタカタとずっと会計ソフトへ入力業務
・経費精算など事業側の担当に対して細かくて厳しい(誰かの後追いばっかりしてる)
・請求書等紙を使う作業ばかりしている
・数字とばかり睨めっこ(無口な人多そう・・)
・日商簿記絶対持ってる
・電卓が必需品(笑)
・月次決算と毎月同じ業務のルーチン?
等々・・・・・

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正直私も就活をしていた時は、高校で簿記、大学で経済学を勉強してましたが”経理”という職種をやったみたい!と思ったことは正直一ミリもありませんでしたw
上に書かせていただいた経理のイメージは私の大学時代のイメージです(笑)
正直、営業やエンジニアに比べたらちょっと地味そうだし、数字とばっかり睨めっこして堅そうだな・・と思ってましたw


こちらが私(経理)の現在業務の一覧です!

・月次&四半期&年次決算対応(ひとまず何でもやります✊)
・各事業部との連携(会計ソフトから事業部が数字を把握しやすいように要望やリクエストを聞いたり、事業部の新しい動きにできる限り寄りそう・・・MTGに参加したり、各種議事録から情報収集します)
・監査法人&税理士法人対応
・会社の過去の負の遺産、課題の是正対応、明るい未来に向かって・・・(各種PJを他部署メンバーと組んで進めています)
・新収益認識対応推進
・経理規定関連の整備
・将来上場を目指しているので、経理財務部周りの業務プロセスの改善や上場準備関連業務
・役会資料作成

経理以外の方が見るとちょっと堅そうな仕事(文字w)もあるかもしれませんが・・・確かに数字を主に扱ってますが、社内の業務フローのあるべきを経理の視点から考えたり、各種プロジェクトと他部署と連携して進めたり・・・

基本的には数字命&コミュケーション命&情報命です!

会社の数字をすべて集約して、スピーディー&正確に経営者(取締役や株主、事業部へ)にお届けするのが経理の仕事です。

毎月月次決算のスケジュールや各種課題と戦っているので、同じルーチン業務をこなしつつ常に改善の日々です・・

ちなみに同じ経理課に所属しているメンバーは、会計ソフトに一部仕訳が自動で連携できるように連携設定や登録方法を改善したり、予算管理表を見ながら先回りして事業部側の担当へ早め早めに費用計上請求書提出のプッシュ活動をしたり、毎月月次決算業務を改善や効率化しています!

経理の後追いしつこいな・・そんなになんで急ぐのかな?と思っている方!経理は経理の仕事を早く終わらせて帰りたいなんて個人的な理由ではなく、経営者に正確かつスピーディーに数字をお届けするために、経費精算一つでもしつこい後追いをしています☺

弊社は社内ツールがとっても多彩なので、ITリテラシーもある程度必要です。

電卓ですが私は必需品です(笑)
会計士・税理士の方だとよくお伺いするカシオとシャープ電卓どっち派論争ですが・・・私は現在カシオを使ってます♡

中小企業の“経理”はオールラウンダー経理の方が多いですが、大企業だと勘定科目(固定資産や債権・・)によって業務分業がされています。

私は大企業の経理業務を行ったことはないので、大企業の工場で固定資産管理を担当している知人から固定資産(工場機材や土地等)の管理業務の大変さや複雑さについて良く聞きますが、私が行っている業務は全く違います・・(専門的で正直私が経験したことない深い固定資産に関する業務を遂行されています!)

また、会社規模によっては、債権管理(催促・消込・細かい調整)などをメインで担当されている債権管理のプロ!のような経理の方、上場会社で開示業務されている開示のプロ!のような経理の方などなど・・・一言で”経理”と言っても色々な仕事をされている経理がいます!
(営業もインサイドとフィールドだったり、エンジニアもシステムエンジニアとインフラエンジニアとセールスエンジニアだったり・・・色々種類がありますよね??)

経理と言っても色々な経理の仕事がありますので、深めようと思えば色々な知識を深めることができます!

また、経理コミュニティ等でそれぞれの課題や経理あるあるについて語り合いますが、基本的には経理はコミュニケーション力が高い人が多いと思います!(自分で言うのもなんですが・・w)

また、税務や会計等日々変わる法律や知識を吸収しなければいけないので、情報収集が好きな人が多いです。
数字に細かいですが、意外と自分の家庭の数字は大雑把な人(仕事だから細かいだけ)が多いです(これは私かもしれませんが・・☺)


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(ちなみに↑写真は去年の忘年会実行委員会のメンバーで撮影した喜び写真ですw)

経理の醍醐味

経理の醍醐味は・・・・

・経営に近いところで働ける(経営判断に関われます・会社の数字が手にとるようにわかる)
・専門性が高く、経理としてのキャリアアップができる
・おそらく社内で一番人事の次ぐらいに(部署によっては人事以上に)社内コミュケーションができる
・数字差異が一致した時の快感!
・税金や会計など家庭でも活かせる知識が得られます!
・専門性(大企業の経理のように固定資産に関してプロ、開示業務のプロ、IT化業務改善のプロ、債権管理のプロ、税金のプロ等々)を様々な方向に広げることができる

などなど醍醐味盛りだくさんです♡


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経理の課題

経理の良いところを書いてきましたが、経理の課題やこれからの経理について書かせていただきたいと思います!
冒頭でもお話しした通り、最近”経理”と聞いて、下記のようなワードをニュースでみたり、広告に書かれたりしてませんか???

コロナの中出社してる職種”経理”

AIに取って代わられる職種ランキングでよく上位ランクイン”経理”


緊急事態宣言中も経理職の出社は多かった要因として紙が上げられてました。

経理は正直・・紙文化まだまだ根強いです・・・

税金関係の提出書類もまだまだ紙が必須のものが多いです・・

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また経理は機密情報が多いのでセキュリティに関してもしっかり対策ができていないとテレワークは難しいです。

フリーデスクを導入している企業でも、経理だけ固定デスクになっているという話も良く経理仲間から聞きます。
(紙が多い&機密情報が多い・・ので・・(´;ω;`))

電子帳簿保存法を申請している企業以外は、紙での保存が求められる国税関係帳簿書類をすべて紙で保管しなければいけません。
経理が紙を好きだから、電子化が進まないのではなく、法律が紙での保存を求めているので、経理の紙文化が無くならないんです・・

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また、良く経理の仕事ってAIに乗っ取られる!という記事やニュースを見ますが、正直、経理の単純作業については・・・・AIに乗っ取られる!というか乗っ取っていただきたいです

会計ソフトとうまく自社内で利用しているツールを連携させて、ほぼ仕訳自動入力されていらっしゃる企業の経理の方にもお話しを聞いたことがあります!

ただし、例外処理は当分AIには当分乗っ取れないと思います!
日常業務以外の、契約書や契約したサービスの内容を個別で見て、按分計上や前受管理をしたり・・・・契約書だけでは判断に必要な情報がない場合もあります!
(個別で社内担当へ確認したり、社外取引先に内容を確認したり・・)

その場合の例外処理の判断をAIがするのはめちゃくちゃ高度です(笑)

例えばベンチャーでは毎日が例外処理の日々だったり・・・(会計ルールや業務フローが決まっておらず・・・)

またそもそもの会計基準を検討したり、売上計上フローを構築したり・・もともとある業務を自動化できても、判断・経験・社内の各事業部やメンバーの役割などを見ながらAIが0からルールを作ったり、業務を行うことは当分先までできないはずです。

そのため・・・・これからの経理は・・・こんな人が主役になってくると思います☺

・圧倒的な専門的な知識(例外処理を判断できる・ルールを作れる)
・AIやRPA化できない業務を洗い出しその業務を遂行できる経理
・経理のRPA化を推進できるITリテラシーを持ち、経験や知識を持つ経理(扱う側になる人)

AIに業務を乗っ取られても生きていけるように、私も経験と知識をしっかり吸収していきたいと思ってます☺


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ご案内

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