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出会いの起源

昨日の記事で、「自分の中身って、Twitter由来のものがどれだけ占めているんだろう。結構多い気がする」と書いていたので、今自分のTwitterを起源とする出会いについて振り返ってみたら予想よりだいぶ多かった。

たとえば、これまでにインタビューをさせていただいた佐々木典士さん、山下陽光さん、鶴見済さんの著書を読んだきっかけは、全部Twitter経由だった。そこからそれぞれの執筆以外の活動を知るようになった。鶴見さんは世代が少し上なので、存在は学生の頃から知っていたけれど、改めて「読みたい!」と思うようになったのはやっぱりTwitter(そこから個人のブログ)がきっかけで、Twitterは、初めて存在を知ることはもちろん、昔の記憶を呼び起こしてくれたりもする。

自分がフォローしている人を改めて振り返ってみると、坂口恭平さんもミュージシャンとして知っていたけれど、執筆や絵も手がけていること、それ以外の様々な活動はTwitterから知ったのだった。ちきりんさん、坂爪圭吾さん、幡野広志さんも、最所は誰かのツイートからその存在を知ったのだと思う。たしか。

そして同じ人に興味を持っていたりすると、自然とネット上で繋がりができて、実際会ったりするようになり、遠くに住んでいてもリアルに行き来するようになる人も出てくる。

今の自分の人間関係って、直近で会ったり連絡をとったりしている人を考えると、ネット(主に起源はTwitter)経由で出会った人とリアル(職場・地元・学校・趣味)で出会った人の割合は5:5くらいだ。勤め人を辞めたことが大きく関係していると思うけれど、これってなかなかすごい割合じゃないかと思った。

もし私が「ネットはニュースを見たり買い物には使うけどSNSはやらないし、ましてや自分から発信なんてしない」という生活をしていたら、その場合の人間関係や興味を持っている内容って今と半分くらい違うのだ。なんかすごい。

逆に入口がネットじゃない出会いや人間関係について振り返ってみる。

いろいろな仕事を転々としてきた私だけれど、東京のライブハウスで働く中で出会った人とは10年以上経った今でも関係が続いている人はたくさんいる。あと、一番最後に勤めた会社の人とも関係は結構続いている。高校時代の文芸部の仲間とは今も定期的に会う。

またTwitterでフォローしている人の中では、phaさんは図書館で偶然『ニートの歩き方』が目にとまって、借りて読んでから存在を知ったのだった。意外にこういう出会いもある。

かさこ塾のかさこさんは、「好きなことを仕事にしたい」というワードで検索をしてかさこ塾の存在に辿り着いたのだけど、こういうふうに自分から情報をとりに行ってそこから何か広がるということは、私は少ないかもしれない。(今気づいたけど。)基本的にTwitterを眺めていると、タイムラインは既に自分が一定以上の興味があることで溢れているので、更に興味が広がりやすいのは便利なのだけれど、一定の枠から絶対はみ出さない川の中で泳いでいるという気持ちはいつもあったほうがいいなと思った。

今書きながら、こうやって自分の特徴みたいなものをまとめていくと、もう少し何かが見えそうな気がしてきたのだけれど、もうすぐ24時になってしまうので、また明日考えてみます。

いろいろな方にインタビューをして、それをフリーマガジンにまとめて自費で発行しています。サポートをいただけたら、次回の取材とマガジン作成の費用に使わせていただきます。