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「価値とは」

みなさんは、自分の商品(農産物、加工品、体験型など)の「価値」って答えられますか?
そもそも農協や市場卸しだから考えたこともない?

もちろん私は考えているよ。届けているよ。
と言う方もいるが、周りの農家さんはどうですか?

もう一度。
あなたがもっている商品の価値ってなんですか?
その商品を売るお客様はどんな方ですか?
その商品の価値をターゲットとしているお客様にアピールできていますか?
あなたが魅力的に感じる価値と他人がその商品に感じる価値は違うのではないですか?

**

「あなたの商品は、あなたが対象としているペルソナに、最大限の価値を提供できているだろうか?」**

そんな問いに、ビジネスマンや経営者、企業の方ならもちろん理解した上で、商品をお客様へ届けているだろう。
ビジネスや商売では当たり前だと思うが、われわれ農業者にとっては、そもそも自分の農産物の価値をよく分かっていない人ばかりだ。

たとえば、企業の社長や高所得者にとってはアウディやレクサスやBMWに乗ることが価値あることかもしれない。しかし、農家にとっては軽トラックの方が価値があるのだ。
農家が農作業でアウディやレクサスやBMWに乗っても、タンクやポンプは載せれないので仕事にならず話にならない。

考えれば当たり前のことだが、自分(農家)が商売人になって商品をお客様に販売するとなると、「良い商品(作物や加工品)を作ったので買いませんか?大変良い肥料で、土づくりにこだわり、甘くて美味しいですよ。」なんて言ってしまう。
これは間違いではなく、本当にこだわって汗水流して一生懸命作った美味しい作物に変わりないが、お客様はそれを本当に求めているのだろうか。
そもそもこの時代に、不味いものは売っていないし、一生懸命作ることも当たり前の話だ。
お客様が本当に求めていることは、別にあるのかもしれない。
もしそうならば、プロダクトを売らずに価値を創造して提供しなけなければならない。

その商品の価値を、ペルソナにアピールする。
またはペルソナに向けた商品を考えて価値を提供する。

これがわかっちゃいるけど、難しい部分なのである。

自社のビジョンは明確ですか?

そこで、ある本を読んでいて感じたが、自分が志す(自社の)ビジョンと紐づけるのも良いかもれない。
自分が提供する商品やサービスで可能となるより良い世界のイメージだ。
つまり、明確なビジョンに基づき作られた商品の価値は、より具現化した存在となりえると思った。

例えばスターバックスのコンセプトは、コーヒーを売っているのではなく「職場でもなく家庭でもない第三の場所」と具体的ではっきりとイメージできる。
店内で素敵なBGMが流れ、ゆったりとコーヒーを飲めて自分の時間を過ごせる。また、この空間で過ごす自分ってどう?ってドヤれる。
マクドナルドでも、ハンバーガーを作っているのではなく、「美味しいハンバーガーを誰でもどこでもお客様へ提供できる」仕組みを作り上げている。

お客様にとっては何気ないことだが、本質的にその会社の価値を提供できているのだろう。

なかなか難しいが考えて考えて考えてみよう。
自社のビジョンは?商品はどんな価値を創造できるのか。
お客様が話した内容、感想、行動パターン、すべて思い出してみるとしようかな。
あー頭使うな。


今回の題材は

農業ビジネスセミナーオンライン
「マーケティング講座」

を受講して感じた事でした。


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