見出し画像

第1981回 色んな鳥の尾羽などの羽

①https://www.birdfan.net/bw/fg/id.htmlより引用の野鳥のクチバシと尾羽の形のイラスト

   ①のタイトルイラストは典型的に鳥の特徴を表す身体の部位のクチバシと尾羽の代表的な形の例です。この項ではまだ鳥の「羽」の特徴を紹介させて頂いていますので、イラストからいいますと、尾羽ということになります。私が普段の生活で見ることができます尾羽はスズメやハト、カラスに加えて、イソヒヨドリハクセキレイといった私にとっては常連さんなのですが、はっきりした形が思い浮かびません。しかし春にやってきますツバメの細長い尾羽と、たまにしか現れないトビの切れ込みの入った尾羽ははっきり覚えています。

②-1.http://fujinamireport.com/NYbearmountain2008.htmlより引用のアオバネアメリカムシクイ(体長約11〜18㌢)

画像1

②-2.https://rakutai.jp/2018/11/07/satoyama03/より引用のケリ(体長約36㌢)

画像2

   ②-1.の写真のアメリカムシクイの仲間は実験で、尾羽の白色部を塗りつぶすと、採食効率が落ちたそうです。写真はアオバネアメリカムシクイですが、この派手に見える模様の広げた尾羽に驚いた虫が、飛び出すという説もあるようです。オオセッカの翼には爪が生えているようですが、写真がなく、翼に爪がある(翼爪)として有名な②-2.のケリの写真をました。幼鳥、成鳥の翼角にあります。これは恐竜時代の進化の過程を学ぶものとして有名で、ツメバケイは幼鳥の頃にあります。

③-1.https://tosakei.jimdofree.com/%E9%B6%8F%E7%A8%AE/%E5%9C%9F%E4%BD%90%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%83%89%E3%83%AA/より引用のオナガドリ(体長約3.6〜10㍍)

画像3

③-2.https://www.itozu-zoo.jp/friends/entry/14.phpより引用のホオジロカンムリヅル(体長約100〜110㌢)

画像4

    ③-1.の写真はオナガドリで一番有名な高知県原産で、日本の特別天然記念物に指定されています特別天然記念物指定名は、『土佐のオナガドリ』です。人の手によって改良されたニワトリと思っていましたが、突然変異により誕生したそうです。オスの尾羽が極端に長くなるのが特徴で、毎年換羽しますが、尾羽の一部と上尾筒は換羽せず伸び続けるようです。また一年に0.8~1㍍伸びるそうです。③-2.の写真のアフリカのカンムリヅルは冠羽は羽軸が螺旋状になっていて、二次元の構造で三次元の構造に展開しているといいます。

④-1.http://1016armt.blog.fc2.com/blog-entry-1.htmlより引用のアオマユハチクイモドキ(体長約34㌢)

画像5

④-2.https://www.naturalism-2003.com/kansatsu/animal/bird/suzume_passeriformes/kibashiri_/kibashiri.htmlより引用のキバシリ(体長約14㌢)

画像6

④-3.https://ganref.jp/m/kazu7756/portfolios/photo_detail/4294302より引用のハクセキレイ(体長約21㌢)

画像8

   カンムリハチクイモドキという鳥はラケット状の尾羽をもちます。最初は普通の形ですが、一部で羽枝が脱落し、ラケット状になるといいます。同じ仲間の④-1.の写真のアオマユハチクイモドキは同じように尾羽の方はこちらはハエ叩きのような形をしていています。オオハチクイモドキは、中央尾羽の二枚が中ほどで羽軸だけになり、ラケット状になりますから、ハチクイモドキの仲間の特徴かもしれません。④-2.の写真のキバシリは樹木に垂直に止まる時、キツツキのように、硬い二枚の中央尾羽で支えます。中央尾羽二枚は、他の尾羽の換羽が終わって、新しい羽が伸びきるまで抜けません。④-3.のセキレイの仲間は皆んな三列風切が長く、幅も広いのは波状飛行するからです。

⑤-1.http://blg.okinawabbtv.com/blog/4533.htmlより引用のつがいのサンコウチョウ(右がオス体長約45㌢、左がメス体長約17㌢)

画像9

⑤-2.https://nikosuzumemi.hatenablog.com/entry/2016/07/14/073635より引用のスズメ(体長約15㌢)の翼

画像9

⑤-3.Twitterより引用のミナミジサイチョウ(体長約100㌢)の剛毛羽

画像10

⑤-4.http://sixty6.blog.fc2.com/blog-entry-242.htmlより引用のヤマセミ(体長約38㌢)の冠羽

画像11

   ⑤-1.の写真のサンコウチョウはオスの中央尾羽は、生後一年ではメスより少し長い程度ですが、
二年目で中程度になり、さらに二年後に完全な長さになります。オスの中央尾羽は約25.6〜34㌢でメスは7.7~10㌢の長さになります。また同じ仲間のマダガスカルサンコウチョウは日本の種にもオスが青色と茶色の二色のタイプがあるように、オスには白色型と赤色型があります。オスの尾羽は一歳では全て赤色で短く、二歳は赤色で少し長くなり、三歳以降白色で長い個体と、四歳以降赤色で長い個体に分かれます。⑤-2.の写真のスズメ
ミソサザイは長距離移動しない種として、初列と次列の長さはあまり変わらないようです。⑤-3.の写真の一時、ペットショップから逃げ出し、世間を騒がせたミナミジサイチョウのまつ毛状の剛毛羽は長さ18㍉もあるといいます。年中暑いアフリカに生息していますので、暑い日差しからの日よけの効果があります。⑤-4.の写真のヤマセミは日本のカワセミの仲間では最大級の大きさです。その大きな身体て、水中にダイブ致しますので、冠羽340本の身体の羽の約4.9%を占める冠羽は水に飛び込む時にショックを和らげるためには最適。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?