第1611回 増えたり、減ったりする鳥
①https://hiyokoyarou.com/danbel-hiyoko/より引用の鳥の減量のイラスト
あるネットに地球の自然環境について「地球に残された多様な生物とその環境を守っていくことは、未来の世代に対する私たちの責務である。だが自然はいつも同じ姿でいるわけではない。自然は常に躍動的にその姿を変え続けている。生物相(決まった場所・地域に生息する生物の全種類)も決して一定の状態を保持しているのではなく、常にその姿を変えている」とあり、自然だけが変化している様に述べていますが、我々人間がこの地球環境に多大なる関与をして影響を与えています。
②-1.https://www.advan-group.co.jp/times/chogaitaisaku_matome/より引用の増減する鳥たち
②-2.https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14147284584より引用の上がツバメ(体長約17㌢)と下がスズメ(体長約15㌢)
身近な野鳥で生息数を減らしていますのは、スズメにツバメは決定的に減らしていると思います。この二種に増えるのが無理だという理由はいくつもあります。まずこの二種の営巣をネットで調べましたら必ず出てくるのは、スズメがツバメの巣を掠奪したとか、スズメバチの古巣や電柱の角柱がスズメの巣に使われているとか、またツバメに人工巣を提供したとか、繁殖に欠かせない巣材や建物が今の新建材と昔の木造とでは全く違ういますし、環境の変化で餌不足も否めない事実です。
③-1.https://www.birdfan.net/2020/01/17/76380/より引用のヒヨドリ(体長約27㌢)
③-2.https://www.birdfan.net/2019/11/22/74895/より引用のムクドリ(体長約24㌢)
③-3.https://www.birdfan.net/2019/05/17/70628/より引用のキジバト(体長約33㌢)
③の-1.と-2.、-3.の三種がネットの情報で見方が違うのですが、ヒヨドリにムクドリ(日本野鳥の会では減少とされています)とキジバトが増えている種はもともとが、例えばヒヨドリは今は留鳥と漂鳥の二種類がいて、今は留鳥の方が多いから増加の部類に入り、ムクドリは平野部から街中に進出して増加の一途を辿り、糞害や騒音などを起こす害鳥として駆除され減ったように思います。またキジバトは普段は平地から山林の明るい森林から単独に街中に進出して、成功した増加の鳥です。
④-1.https://www.birdfan.net/2017/11/10/56741/より引用のハクセキレイ(体長約21㌢)
④-2.http://opipo.blog.fc2.com/blog-category-82.htmlより引用のつがいのイソヒヨドリ(左がオス、右がメス共に体長約25㌢)
③の項のヒヨドリ、ムクドリ、キジバトはもう何十年の昔に生息域の変化や移動があって、街中進出を果たした野鳥たちで、どちらかというと街中での生息数を増やしました。しかし④-1.のハクセキレイと④-2.のイソヒヨドリは街中進出とこれまでの生息域を離れず二分した野鳥たちで、むしろ街中進出組がその生息数を増やした模様です。ハクセキレイはいつの間にか、コンビニ前の駐車場やら路上をハトより早足で歩きます。イソヒヨドリは人工物が好きでマンションにも現れます。
⑤-1.https://www.birdfan.net/2015/01/23/32455/より引用のハシブトガラス(体長約56㌢)
⑤-2.http://ada-kitakyu.com/bird/dobato.htmlより引用のドバト(体長約33㌢)
ハクセキレイやイソヒヨドリは街中での生息の適応性があったか、もしくは環境変化に適応出来るかのことが増加に繋がっていると思います。⑤-1.のハシブトガラスとか、-2.のドバトなんかと言いますと、ハシブトガラスはゴミ袋に生ゴミを入れてゴミ置き場に置くことが増加の要因ですが、網やケージ付きのゴミ小屋などで減少へ。ドバトも人の過剰過ぎる施しを受けて、増加の域を超えて、駅のプラットホームや寺社仏閣での糞害から駆除されて減少になりました。元は外来種です。
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