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本を読む少年と、釣り遊び

楽しい楽しい釣り遊び!!
ヘッセの「車輪の下」を再読したら、
主人公は『釣りがしたい』ばかり考えてる。

そうだ、釣り遊びが出てくる絵を描こう!

(1)19世紀、釣りがしたい子どもたちと服装。

19世紀をザクっと調べると、釣りの絵はたくさん出てくる。
釣りは子どもたちの楽しみであり、青年にとってはデートコースらしい。
ディズニーランドみたいなものかな??

服はベスト必須。襟の高い白いシャツ。帽子。
蝶ネクタイと長ズボン、紐のついたショートブーツ。

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(2)受験生は遊ばない

「車輪の下」の主人公のハンスは、勉強は超優秀だけど運動がダメ。
泳げなくてみんなにバカにされたのを根に持ってる。

「僕はアイツらとは違うんだ、勉強して将来出世するんだ」と、
ひとりだけ、夜も寝ないで受験勉強を頑張ってる。
だけど本当は、やっぱり遊びたい。釣りが大好き。
今、子どもとして遊びたい。

表紙絵のテーマはこれにしよう。

(3)【作画の実践】いろいろやってみる

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ラフをたくさん描いて、主人公のキャラデザを進めながら、
水車、他の子どもたちの遊びの内容を考える。

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ここで、構図の大失敗してることに気づいた。
遠景の子どもたちは、原画の状態でも小さいと思う。
…ということは、文庫本サイズになったら、ありえない大きさだ!!
ゴミのように小さくなるじゃないか。これはマズイ。                      

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いろいろやってみたけれど、小手先で直すことは無理だ。
もう、こいつはボツにして、描き直すことにする。

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その前に、PCで構図は決定し、水彩で色ラフも作ってみよう。

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何をどう描くかがはっきりすると、作業が早い。
充分な準備と、急がば回れ、なんだなぁ。

WEBハンスと釣り1000pxl2019-0721

完成。女の子は弟が勝手に水の中に入らないように服をつかんで止めている。その後ろの妹は、お姉ちゃんの後ろに隠れてる。
一番深いところまで行った子は英雄。
あとに続く仲間たち。
後ろの方の少し大きな少年は、もう水あそびなんて子どもっぽいことはしないよ、という感じで見ている。

それを一番遠くから見てるのが、本を持つ少年。

この、去年の7月に描き始めた「ハンスの夏休み」の物語。
その後、牧場絵本を描くために中断していましがた、今年の6月半ばから再開し、7月中に描き終わりました。本編も機会あればお披露目したいです。

文章もまとまらない感じになってしまいましたが、
読んでくださってありがとうございました。

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