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「歌集」と「シミ―書房」さんのこと

いつもはTwitter界隈を散歩していますが、もうちょっと書きたいなと思い、noteを始めることにしました。
Twitter同様、大した話はしないと思いますが、お付き合いいただけたら嬉しいです。(そしてnoteは試行錯誤しているので、読みにくかったらごめんなさい)

最初の記事が、いきなり第二歌集のことになってしまうけれど、あと数日で第二歌集『幾つかは星』を本阿弥書店から上梓します。

第一歌集の『つきさっぷ』から、11年以上が経ってしまいました。

もうすぐ。もうすぐお届けします。

今回は、歌集にからめて、装画でお世話になったシミー書房さんのことを書きたくて。

私が初めて、シミ―書房さんの作品と出会ったのは、札幌市東区にあるダイヤ書房という本屋さんの中にある、<ヒシガタ文庫>というスペース。

ヒシガタ文庫は、本屋の中の生活雑貨やさんといったところで、器や布もの、文具、生活にまつわる本や詩集などが置いてあり、とっても楽しい空間です。そこにシミ―書房さんの小さな本が置いてありました。

当時はお話が一作品ごとに売られていて(現在は3冊組になっている)、私が手に取ったものは、七五調で書かれたさりげない文章と、その文章に寄り添うように描かれているモノクロの絵。糸で綴じられた手作りの本。

小さな、詩集のような、いいもの。

そういう感じがして、これは家に連れて帰りたいと思ったこと、そして漠然とながら、こういう装画で歌集を飾ってもらえたら素敵なのではないか、と思ったのでした。

そして、それから何年経過したことか・・・

ようやく歌集を出すと腹をくくり、装画をシミ―書房さんにお願いできないだろうかと打診したのです。

何度かお会いして、私の歌集に収める作品もぜんぶ読んでくださって、ありがたいことに描きおろしてくださったのが、今回の装画です。

私の歌は、奇をてらったものもないし、時代を代表したり先端をゆくようなものでは全然ないけれど、それでも「私」という人生の何かが浮かび上がるものであったらよいなと思っています。

そういう、日常と地続きの詩の世界が、シミ―書房さんにもあると感じたので、今回ご協力いただけたことが、本当にうれしくて。幸せな出航になりました。

そしてそして、シミ―書房さんは現在、個展を開催中なのです。

<喫茶つばらつばら> 札幌市中央区南1条西13丁目三誠ビル1F  で2月17日まで開催です。

つばらつばらさんのブログにも個展の記事がアップされていました。
https://tubara2.exblog.jp/27961222/

シミ―書房さんのインスタには、額装されたたくさんの絵が載っていました。私の買った作品の<しらくも村シリーズ>の新刊もあり、15日にはギター奏者のかたのライブもあるそうですよ。(ライブの座席はもう完売の模様。仕事じゃなければ行きたかった・・・)

つばらつばらさんは、プリンが絶品だそうです。行かなきゃ!

喫茶つばらつばら https://g.co/kgs/mK75Wf
シミー書房インスタグラム https://instagram.com/shimmybooks?igshid=ee224sj1rqs6

ヒシガタ文庫 http://hishigatabunko.com/

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