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2020年度のマーケティングはCRM分析ツールの重要性が増加(2020/06/20)

こんばんは。引き続き更新しているネット広告のシリーズですが、今までの詳細をまとめ環境要因と共にデジタルマーケティング市場で優位性を保ち続けるための方針をまとめていきたいと思います。

【テーマ】
「自社サイト上のCRM分析ツールを用いて既存顧客のLTVを向上させるとともに、行動分析から新規獲得のユニットエコノミクス(LTV/CAC)の最大化につなげる」

【事業に必要な方針/資産】
①顧客情報管理の主体:プラットフォーム⇒自社サイト
②広告種類:ディスプレイ広告⇒検索型、成果特化型
③媒体の種類:大手検索PF⇒ソーシャルコマース(自社SNSも含む)
④広告の見せ方:テキスト⇒動画
⑤必要資産(ハード面):社内web上資産の一括管理ツール
⑥必要資産(ソフト面):コンテンツ作成者、マーケター、分析

web上でのマーケティングには以上の戦略が必要になってくると思います。根拠となる背景の環境要因としてPESTに分けて解説していきたいと思います。


「CRM分析が重要となる環境要因4つ」
①政治的要因
大手検索PFのGoogleは2020/1に第3者へのcookie情報の提供を停止すると発表。外部からのweb上で第三者が個人の行動を追跡することが困難に。これにより、cookie依存しないマーケティングや、良質なコンテンツへの投資が進むと思われる。
・EUを中心としたweb上での個人情報保護の流れ(GDPR、e-pribacy法案)
・国内市場におけるcookie情報などweb上における個人情報の保護強化(改正個人情報保護法成立 2020/6/5)
・アフィリエイト広告における信頼感・安心感醸成に向けたガイダンス作成(インターネット広告委員会 2019/7/19)

参照:


②経済的要因

ネット広告の市場は増加。電通が発表した国内ネット広告市場の規模予測では、ディスプレイ広告は停滞し、成果報酬型・検索型・動画広告が顕著に成長している。

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③社会的要因
スマホの普及率も高まり、個人の行動履歴はスマホに従来よりも蓄積され、より詳細なセグメントをすることが可能になる。また、海外ではソーシャルコマースの拡大により、影響度の高い個人マーケターが商品をSNSのPF上で営業をするようになる。また、そこでは動画での宣伝が主になる。これは5G の浸透によりさらに需要の拡大が見込まれる。

・スマホの普及率増加
・ソーシャルコマースの影響度増加
・5Gの普及による「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」
・コロナ影響によるライフサイクルの変化

④技術的要因
顧客の追跡が困難になったとはいえ、承認がされればOKでもある。ということは、より信頼度の高いメディアに情報が集まるということでもある。web上で最も信頼度が薄い出向先は中小企業が行っているキュレーションメディアなどである。自社サイトや、検索プラットフォームなどの信頼度は高い。ここにより情報が集まることになるだろう。

ここで重要なのが、自社サイト内での顧客行動分析ツール(CRM)である。以下はそのCRM市場の規模推移である。2023年には2,000憶円を超え、自社サイトでのLTV向上の流れも重なりより需要が高まるに違いない。

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