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高松に移住して3年。得たモノとこれから。

こんにちは。
higotoのアーキテクト&ディレクターの林由紀子です。
桜が一気に咲いてきましたね。桜はこの時期だけの贈り物。移動中も色々な桜を見ては目で楽しんでいます。

大阪出身の私は、3年前の3月末に東京から高松に家族で移住してきました。
早かったような長かったような3年間。
3年間はなんだか節目のような気もするので、ざっくりですがこのタイミングで振り返ってみたいと思います。

コロナと共に始まった1年目~気分は上がったり下がったり

私自身、友達も知り合いもいない高松に引っ越してくるにあたり、不思議と不安は全くなく、どうなるか分からない生活にワクワクしていたのを覚えています。
古民家を自分達(私達は夫婦共に、建築士なんです。)で考えてリノベーションしたこだわりが詰まった新しい家に住むのもとても楽しみでしたし、乳幼児3人いたので、バタバタしながらなんとか引っ越しを終えたというのが正直なところだったかもしれません。

壁一面の本棚と縁側

ただ、大きな誤算は「コロナ」。
「コロナ」ですぐに学校や保育園はお休みとなり、保護者行事も全て中止。
高松に来て半年ほど経って高松の生活に少しずつ慣れてはきたし、スーパーや病院も多いのでなんとかなる。(オンラインでもなんでも買えるのでそんなに不便はなかったです。)
でも気が付くと話す相手は旦那さんと子ども達。私自身の交友関係が一向に広がっていない。
あれ?私ここにいる意味ある?と思ったり。
そしてふとしたときにふいに流れる涙。。。
だいぶメンタル的にはしんどかったです。
今はオンラインで離れていても繋がれる時代ではありますが、実際に会って話せるって実はとっても大事なんだなと改めて思った時期でもありました。
何か動かなくては!友達が欲しい!!
そんな一心で「瀬戸内かわいい部」のコミュニティに参加しました。
久しぶりに自分の知り合いが増えた感覚。
とても嬉しかったのを覚えています。

動き出した2年目~あれよあれよと会社創業の道へ

「瀬戸内かわいい部」のプロジェクトで同じ高松に住んでいるメンバーと出会い、頻繁に顔を合わす機会が増えました。
今までの経験や育ってきた環境、年齢も異なるけれど、子どもを持ちながら何か出来るのでは?と思っていた私達。
そしてあれよあれよと【合同会社higoto】を立ち上げていたのです。
進むときというのはこんなにも進むのかと思ったくらい。
よく3人の出会いを聞かれるのですが、知り合って数ヶ月で会社を共同で立ち上げたと言うと、たいてい驚かれます。
でも当時の私たちをとめるものは何もなく(笑)、「やっちゃおう!」とずんずん突き進んでいました。
会社をすると決めてもやること決めることは盛りだくさん。みんな初めての経験で、「あ~でもないこ~でもない」と言いながらカタチをつくっていきました。

そして家族以外で仲間や居場所が出来たので、気持ちがだいぶ安定してきたのも2年目でした。
お休みの日には香川の色々な場所へも。引き続きコロナ禍ではありましたが、海や山では人も比較的少ないので、よく癒されていました。
何も予定を立てていなくても、さっと思い立って30分~1時間車を走らせたら大自然の中に身を置くことが出来るのが嬉しいところ。
ずっと行きたかった「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」に行けたのもこの頃。

また行きたい!

走り抜けた3年目~現在進行形で走っています

本格的に会社が走り始め、忙しい毎日。
仕事も3人の今までのスキルのかけ合わせで多種多様に広がります。その結果、色々なことに挑戦させてもらっているなと感じています。
また、イベントを開催したり、コンペに挑戦する日々を通して、繋がりも私達の視点もぐーんと広がった感じもありました。
1年前には想定していなかった「自分達のブランドを持つ」ということも、もうすぐ叶いそうなところまで来ています。今は絶賛追い込み中!!
またキチンとご報告できる時をお楽しみにして頂けると嬉しいです。

プライベートはというと、庭のアウトドアグッズが充実しました。
バーベキューセットから始まり、焚き火グッズを導入したことで一気に!
焚き火って思った以上に暖かく、癒し効果も抜群です。さらに、焚き火のおかげで少し肌寒い日もへっちゃらになり、アウトドアを楽しめる期間が増えました。
お庭に余裕があってまだ焚き火をしていない方、めっちゃおススメです!!

得たモノ&サヨナラしたモノ

移住して得たモノを挙げ始めるとキリがないな~と感じています。
・自然(ちょっと行けば、海・山・川・温泉…。休日の自然の行き先には当日の気分で選び放題です。思い立って海→温泉の日なんて最高です♪)
・広い空(高い建物が圧倒的に少ないです。空が広い広い!!)
・大きい家&庭(縁側もあり、バーベキューや焚火もできちゃいます。)
・どこでも行けるという想い(車に乗る不安がだいぶ減りました。まだゼロではないですが…でも行動範囲はぐ~んと広くなり自由を感じています。)
などなど。
その中で特に!!を挙げるなら…

1番は「仲間と会社」
まさか高松に来るまでは、自分が会社を立ち上げるとも、一緒に立ち上げる仲間に出会うとも思っていなかったです。
何が起こるか分からないからこそ、面白い。
どんなことでも励まし合い、笑い合える私達だからこそ、なんでもできちゃう気もしています。

2番は「その土地への愛着」
いままで大阪→神戸→大阪→東京→高松と、いろいろな土地に住んできました。でも高松は一番、場所のもつ力を強く感じています。
自然・街・生活が全て自分の近い部分にある。
この感覚は初めてで、だからこそそう感じるのかもしれません。

3番は「なんとかなるという想い」
やってみたら案外出来ちゃうことも多い。
色々悩むこともあるけれど、やっぱりやってみるって大きいんですよね。
そして何かにつまづいたら、またほんの少し変えてみたらよい。
「なんとかなる」とどこか楽観的な方が物事楽しめるなとつくづく思っています。

ちなみに、さよならしたモノは・・・
あまりないかもしれませんが強いてあげるなら…
・会社員としての生活(高松に来るまで14年間会社員していました。)
・電車(高松ではもっぱら車移動。子どもは電車への憧れがすごいです。)
くらいでしょうか?
日々の生活には困っていませんが、時々懐かしくなったりもします。

そしてこれから

住んでいる場所がいいなぁと思えていることが単純に嬉しいです。
少なくとも子供たちが巣立つまでは高松にいる予定なので、あと20年弱?(今のところはもっと長い時間いる気もします。)
なので、もっともっと、自分自身が心地よく日々過ごせるよう、お気に入りの場所を増やしていきたいなと思います。
そして目下の目標としては知り合いの輪を広げていくこと。
仕事を始めてからずいぶん増えました。が、プライベートでも時間を一緒に楽しめる、そんな輪を少しずつ広げていきたいと思っています。

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