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これからの編集さんに思うこと

私が編集さんに対して思っている「もっと表に出て自分自身にファンをつければいいのにな」という妄想を書きます。

1.作家さん自身がファンとつながる時代ですよね
2.編集さんは、どんどんその活動を支援していった方がいい
3.むしろその支援を続けることで、自分自身にもファンがつく
4.マンガ家にも編集さんにもファンがつくと、明るい未来が待ってるよ

という妄想です。

1.作家さん自身がファンとつながる時代ですよね

言わずもがな、noteやTwitterで直接発信するマンガ家さんて増えましたよね。

出版社→取次→書店を介さないと作品を出せなかったのは遠い過去、どんどん自分のコミュニティを作ってファンへ直接作品を届けることができるのが現代。インターネット万歳、それを活用する作家さんが増え続ける一方です。

2.編集さんは、どんどんその活動を支援していった方がいい

で、編集さんもその流れに乗った方がいいんじゃないかなーと思う今日この頃です。

自分担当の作家さんが出たら、作家さんにどんどん発信させる。なんなら代理でアカウント運営する。編集さん自身も発信し、作家さんへ人が流動するよう仕向ける。などなど。

編集さんて仕事柄どうしても「自分を介して作品を届けるんだ!」という思いが強いのか、あまりこの辺に乗り気じゃない人が多い気がします。

でも、自分から直接発信する作家さんが増えていく中で「自分にファンをつけてくれるかどうか」で作家さんが編集さんを選ぶ時代は来ると思っていて。

時流に乗ったプロモーションをした方が作品も売れるし、いいですよ編集さん。

3.むしろその支援を続けることで、自分自身にもファンがつく

作家さんのファン集めを支援することで、編集さんも得られるものがたくさんあります。

ファンをつける=人気作家を作り出す、ということなので、まず「この人のもとに行けば人気が出る!」ということで作家さんが編集さんのもとに集まります。すなわち作家さんとコンテンツの獲得。

また、そういった支援の動きは一般読者にも目に留まります。元来、ヒトはクリエイター愛の強い生き物です。なので作家さんを支援している人=いい奴となり、編集さん自身にもファンがつきます(希望的観測ですが、あながち外れてない気がします)。

当然ながら、この支援を「表立って」やることが前提です。支援してることの認知がされないのは悲しい。

編集さんて(佐渡島さんとか林士平さんとか)一部の方を除き、暗躍したがるタイプが多いです。が、リスクを恐れずどんどん表に出てきてほしいと思ってます。

4.マンガ家さんにも編集さんにもファンがつくと、明るい未来が待ってるよ

ここまで私の妄想にお付き合い頂きありがとうございます。もう少々お付き合いください。

で、マンガ家さんと編集さん両方にそれぞれのファンがつくとどうなるかという話です。

結論、生き残るマンガ家さん、編集さんが増えます。

・マンガ家さんが生き残る

・直にプロモーション/作品販売できる顧客が増える
・連載が終わっても、次作にファンを流し込める

・編集さんが生き残る

・新人作家さんの作品に、いきなり自分のファンを流し込める(作品の初速を稼げる)→1巻の売上の伸びにつながるのでメッチャ大事
・(勤めてる出版社が潰れてもやっていける)

などなど、いいことづくめ。出版社にとってもいいことありますが割愛。

・最後に

編集さんて音楽で言うプロデューサーみたいな人なのですが、現在そのプロデュース先は「作品」にとどまっていて、作家さん自身をプロデュースする人っていないなぁと思ってます。

自己プロデュースが苦手な作家さんにとっては、すごくありがたい存在になると思うんですけどね。

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