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2020年、最後の大会を失った貴方へ

はじめに

2019年終わりから今日にかけてCOVID-19が猛威を振るっており、人々の生活が大きなダメージを受けています。これ以上被害が拡大しない事と、皆様の健康を切に願っています。


さて、本日4月24日に全国中学校体育大会(以下、全中)の中止が発表されました。それに伴い、近畿大会や県大会などの予選会も中止となっています。
また、ネットの情報によると全国高校総体(以下、インターハイ)の開催については、26日の臨時理事会で決定されるそうです。

今の状況を考えると、悔しいですが受け入れるしかない事実です。

「COVID-19への感染なんて構わないからどうしても開催してほしい」

そんな身勝手な要望は、自己中心的で軽忽です。

「今まで何の為に部活をしてきたの?!ふざけるな!」

...分かります。そのお気持ちはとても理解できます。私もその一人です。


全国大会優勝、入賞、出場などそれぞれの目標を胸に部活動に励んだ貴方
近畿大会等のブロック大会を目指し、日々練習に明け暮れた貴方
県大会で練習の成果を発揮し、勝負しようとしていた貴方

今は、正直かける言葉が見つかりません。貴方が頑張ってきた道のりの険しさやその真剣さも、他人である私には計り知れない程だと思います。


でも、だからこそ。
そんな貴方の心の支えになればいいなと思って、今日はこの記事を書いています。
中学1年生から大学4年生まで走高跳に取り組み、今年に集大成を飾ろうと思っていた私から、些細ではありますがこんメッセージを送ります。


最後の大会を失ってしまった貴方へ

貴方の今までの努力は、決して無駄なんかじゃないよ。
「大会で結果を残す事」
その為に毎日練習して、しんどい事を乗り越えたよね。

今のチームメイトと一緒に大会で戦うことはもう二度と無くて。
今までの努力の成果を試す場所さえも無くて。

でも

仲間と衝突したり切磋琢磨して出来た絆は、コロナウイルスのせいで無くなったりもしない。
大会で結果を残すために努力をしてきたその行動や姿勢、磨き上げられた心はこれからの人生で絶対に貴方を支えてくれる。

だって、目の前のことに全力を出す経験をした貴方が、目の前のことに全力を出したことのない人間に負けると思う?きっと、部活動を通して得たものはこれからの人生で必ず貴方を支えてくれるよ。
部活動を約10年続けた先輩が言うからきっと間違いないよ。

今は、何を言っているのか分からないかもしれない。でも、大丈夫だから。
何度も何度も言うけど、貴方の歩んだ道のりは無駄じゃない。
だから、それに絶望しないでね。


その努力がいつかどこかで、報われますように。

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