3日で1GB制限の問題

今や携帯キャリア３社で当たり前になっている（でも知らない人も意外と多い）この縛り。この３日で通信容量1GBの縛りってのは全く納得出来ない。リンク記事にもあるけれど制限が掛かると実測値1Mbpsに満たない速度しか出ないもんだから、サービスの殆どが「通信エラー」になって全く使い物にならない（自分もSoftBankでの話）って話を立花岳志さんがblogに書いていた。
http://bit.ly/1BV9xbJ

これ、今年に入って自分も何度も食らっているのだけど、ホントクソな制約。キャリア側は最低限の通信は出来るから支障は無いって説明をするが
「iPhone」と言うガラケーでは無い物（俗に言うスマートフォン）を契約してるのであって、メールと電話しか出来ない物を契約している訳じゃない。
データ通信利用のWebなりアプリが利用出来てナンボのツールを使う為に契約している。これは契約不履行とも言えちゃうのでは無かろうか。

SoftBankはiPhoneをシェアの切り崩しのツールとして乗り込んだは良いけれど、もくろみ通りiPhoneによってシェアを広げる事に成功したものの、その後のAndroidを含めたスマホ普及と共に、キャパを予想以上に越える通信量が発生し、トラフィック低下を招いたからと言う理由で、ある日突然３日で1GB制限は始まった。
言い出しっぺはどこだか忘れたけど他社も追随して結局横並び。

リンク記事にもあるけれど、（今はそれぞれ契約プランによって上限は変わるが）ひと月に7GB制限の上限を越えるときと異なり、事前メール通知も無ければ、課金して「金出すから解除せーよ！」と言う事も出来ない。

最大の問題は「“３日”で総容量1GB」だから、３日間の各通信容量が分からないので、復活したっ！と喜んでも、その数時間後にはまた制限を食らう事もあるのだ。

例）
3日前の通信量：100MB
2日前の通信量：700MB
1日前の通信量：200MB
通信制限当日：当日６時〜翌朝６時　

翌日解除：でも直近三日間なので、余裕としてはたったの100MB分のみ。
下手すりゃ通勤の電車内でYouTubeなんか見ちゃって、あっという間に上限を越えて、再度通信制限になる。今のこれは例として数値を並べたから、各日どれだけの容量か分かるのであって、日常運用する際にはMySoftbankを見ようが、日々の通信容量についての、こんな情報は得られない。

iOSの場合、[設定]⇒[モバイルデータ通信]⇒[モバイルデータ通信を使用]の欄で各アプリの横に携帯電話のデータ通信を、それまでに何メガ（ギガ）使用したか？が表示されるので、非常にざっくりとではあるが確認は可能。
但し、この表示は前回のリセットが先月末だとしたら、そこからの各アプリ単位での総量しか分からない。
先に書いた通り、日毎でのチェックは出来ない。
一体全体、これでどうしろと言うのだろう？

SoftBankの制限についてのページ
http://bit.ly/1BV6D70

そこで、リンク先の記事。彼の結論はSIMロックフリー機を持ってるから、格安SIMプランの「ぷららモバイルLTE定額無制限」プランに申し込んでみたよ。って話だったんだけれど、これは自分も注目していたけれど、やはり大人気で今や手続き完了まで1ヶ月待ちらしい。

格安SIMサービスを提供している回線は根っこはドコモのXiやFOMA回線なんで結局は3日で1GB縛りあるんじゃ無いか？って疑問があったので、気になって直接問合せをしてみた。

したら、サイトにもデッカく記載がある通り1日あたりの通信料も「無制限」って事で３日で1GB縛りも無いそうな。

LTEと言いつつも、元々の平時通信速度を３Mbpsにぷらら側で設定されてるから、無制限対応も可能って理屈なんだと推察。
（3Mbpsって、田舎…自分とこ周辺でのWiMAX（WiMAX2じゃ無い方）や3G回線くらいのスピード。実測経験値による）

少なくとも、ちゃんと3Mbps出るなら、最初のiPhone 3Gは3G回線だった訳だし、実際このSIMでツイキャスとかも出来たみたいだから、多分何の問題も無いと思う訳で、「電話もガンガン使う」って人もいるから、向き不向きは当然あるにしろ、データ通信するアプリが「キチンと動く」なら速度遅くても、制限掛からないなら魅力的なSIMだと思う。

基本、データ通信プランなんで「電話番号が必要な人」は電話の代替の準備をする必要はあるけれど、SIMフリー機でこっちにシフトする人は今後どんどん増えると思う。
http://www.plala.or.jp/lte/price/