雇われない生き方を目指す理由
ある日(最近)、友人に聞かれたんですよ。
「なんで君はフリーランスを目指すのか。会社員から離れたいと思うのか」と。
今なら答えられるんですけど、その時僕は咄嗟には的確な説明ができなくて、長くてまとまりのない言葉を羅列してしまいました。
するとそんな僕に、問いかけてきた彼は言いました。
「今後のためにも、これは明確に言語化しておいた方が良い。言語化できないってことは、訳も分からず行動しているということだから」と。
おっしゃる通り過ぎて何も言い返せなかった。その場では単純に言い返せないのが悔しくもあったけど、ちゃんと明言化する機会をもらえて良かったと、今は思います。
では。
最初の友人の問いに今、明確に答えましょう。
なぜ僕はフリーランスを目指すのか。会社員から離れたいと思うのか。
それは『働く環境の選択権』と『全責任を負える決定権』、2つの権利が今後どうしても欲しいからです。
働く環境の選択権
この選択権は、会社員の場合ほとんどの人が持っていないと思います。
基本的には決まった時間に決まった場所に行き、偶然同じ会社に居た人たちと仕事しますよね。
僕は今すぐにでも、この選択権が欲しい。
やる気MAXファイアーの時に、好きな場所で、好きな人と(あるいは一人で)仕事がしたい。
仕事自体のやる気はあるんですけど、満員電車とか会社のデスクとか気の合わない人との仕事を我慢する環境が合わない。
これはなんでかって言われても、ゴキブリをなぜ嫌うのかと問われるのと同じで、生理的に無理としか言えません。
また、会社という組織で働いている場合は仕事のメンバーや取引先に見せるための資料作りや会議が絶えませんよね。
特にIT企業で働いている方は、身に覚えがあるのではないでしょうか。
僕は資料作りも会議も嫌いなんです。
1人でやっていれば誰にも説明しなくていい。
仮に仕事の上で多少の説明が必要だとしても、それは自分のためだからなんとか頑張れる。
愛すべき無駄はあると思うんですけど、会社での会議とかは真に無駄としか思えないんです。
まぁとは言え大勢が参加している事業なら必要だとは思うんですけどね。
それでも、僕が生きる上では必要ないんです。
例えば小説家とか漫画家は編集さんと打ち合わせとかのために企画書作ったり話したりするかもですけど、それで済みますよね。
それでいい。というかそれがいい。
1人じゃ大きなことは成しえないよなぁ……というちょっと脱線しつつ付随するようなことも考えましたが、今僕は別に人がたくさんいなければできないことをしたいとも考えていないし、正直僕がいれば完結することで飯を食いたい。
ゆえに僕は、働く環境を選べる権利が欲しいんです。
全責任を負える決定権
雇われている、という状態である以上、そこには雇い主と自分という構図が出来上がる。
つまり上下関係が発生するわけです。
そしてその上下関係は雇われる者同士の中でも複数存在し、そのポジションによって決定権は変動する。
最大の決定権を持っているのは当然社長でしょう。
……と言いたいところですがそれも違う。
その下にいろいろ役職があるんでしょうが、頂点に立つ社長ですら上場企業の場合は株主とかに決定権を奪われることもある。
僕は自分の行動の全てに責任を負い、行動の結果を全て受け止めたい。
加えて僕が成していないことの結果は絶対に受けたくない。
それはいずれも良いことであれ、悪いことであれ、です。
言い換えるなら濡れ衣はもちろん、棚ぼただって欲しくないということね。
1億円の利益も1億円の損害も自分の行動の結果で、自分にしか降りかからないのであれば誰にも迷惑をかけないし迷惑をかけられない。つまり僕の自由です。
雇われない身、さらにフリーランスであればこれが可能です。
ただし会社の場合、それはほぼ不可能です。
ちょっとしたことでも上の者にお伺いを立て、無駄な時間と気力を浪費する。
これが最高に煩わしくて仕方ないから、僕は一人を望むんです。
自分の失敗も成功も、100%享受し自らの糧としたいから。
結論
さて、最初の友人の問いへの答えはもう十分に書きましたね。
「なんでフリーランスを目指すのか。会社員から離れたいと思うのか」
それは『働く環境の選択権』と『全責任を負える決定権』を持ちたいから。
まとめればほんの1行ですが、この1行には僕の切実な想いが詰まっています。
さて。
ここまで勢いに任せてオブラートの「オ」の字もないほどストレートに書き殴りましたが、これが本心で、他のnoteにも僕の本心しか書かれていません。
正直に生きることが結局は自分含め多くの人を幸せにすると思うからです。
日本人はなぜか自分を犠牲にして組織という目に見えない大きな存在に身を売りがちだけど、もっとみんな自分のことを考えてあげてもいいじゃん、と思います。
みんなが自分のことしか考えなくなって会社が潰れたって、それは潰れるべくして潰れているんだから。
自分一人幸せにできず、多くに目を向けることなんてできない。
自分が大成功を収めたら、その時は改めて、僕は組織づくりを考えたい。
そのためにまずは、雇われない生き方を経験したい。
そう、強く思うからこそ、今頑張れています。