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【ヒゲのおめがね本#2】劣化するオッサン社会の処方箋
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【ヒゲのおめがね本#2】劣化するオッサン社会の処方箋

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【ヒゲのおめがね本】とは、ヒゲめがねが読んできた本の中から「これは人にお勧めしたいな」と思えたものを勝手に紹介していくシリーズ。ヒゲめがねが紹介した本が、皆さんの世界が拡がる何かしらのきっかけになったら嬉しいな、と。

今回ご紹介するのは、コチラ。
気になった方は、ぜひお手に取って読んでみて下さい。

【概略】
『いけてないオッサン思考』が、何故生まれてしまうのかの背景と、そんなオッサンにどう対処するべきか、そしてそんなオッサンにならないためには、をまとめた一冊。

キーワードは「オピニオン」と「エグジッド」。おかしい・間違ってると思ったことはきちんと言うこと、その上で付き合いきれない環境なのであれば脱出することが大事。

年齢・年代に関わらず、現代の日本に生きている中では、知らず知らずの内に「オッサン思考」に陥る可能性は非常に高い。自分は関係ないと思うことなく、ぜひ多くの皆さまに読んで頂きたい一冊。きっと、自戒するべきことがテンコ盛りです。おすすめ。



【本文メモ】

・この本で言う「オッサン」とは、特定年代の男性を指すのではなく、年代性別を問わず『①価値観が凝り固まり新しい価値観を拒否する』『②過去の成功体験に執着し既得権を離さない』『③階層序列の意識が強く目上に媚び目下を軽んじる』『④よそ者や異質なものに不寛容で排他的』といった特製をもった人を指す。

・青春とは人生の或る期間を言うのではなく、心のありさまを言う。優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯えをしりぞける勇気、安易を振り捨てる冒険心、これを青春と言う。年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて人は老いる。サミュエル・ウルマン

・最近の若い者は・・・という愚痴はエジプト時代からあったが、もしろ最近では「最近の古い者は・・・」という嘆きが多い。

・努力して良い会社に入れば安泰・幸せになれるというオオキナモノガタリの中で成長し、仕事態度を形成する大事な20代の時期を過ごし、その後で盲信してたオオキナモノガタリが突如無かったことにされ梯子を外された世代

・アート=ワクワクするビジョンを描く、サイエンス=ロジカルな計画策定、クラフト=実行力、の3つが揃ってはじめて良い経営が実現できる。

・組織のリーダは構造的・宿命的に継時劣化する。構造的に大きな力を得るのは大量にいる3流に支持される2流。3流は2流は分かるが、1流はわからない。2流は1流を見抜けるが、1流を遠ざけて抹殺しようとする。1度2流がトップになると権益を保持するためにも、自分に媚びる3流を引き上げようとする。こうして世代が変わるごとにリーダーは劣化していく宿命にある。

・凡人は凡人しか育てられない。良質な経験を抜きにして、人材の開発・成長は考えられない。

・人は適当な時期で退くのも、社会奉仕。

・80年でガラガラポンが起きる法則。大政奉還1867⇒太平洋戦争終戦1945⇒2025に何が起きるか。

・知識やスキルの人的資本+信用や評判の社会資本=モビリティを高める

・オピニオンとエグジッドの欠如が年長者を甘やかす。言い換えるとフィードバックの欠如。フィードバッグがないと、人は成長しない。結果劣化したオッサンになる。オピニオンもエグジッドもしないということは、劣化オッサンの育成に加担しているということ。

・劣化おっさんの下で忖度する日々を過ごすと、そのとりまきもまた劣化おっさんになる。こうして劣化オッサンによる劣化オッサンが拡大再生産されていく魔のループが続く。

・4ステージモデル。春:0~25歳、基礎学力や道徳を身に付ける時期/夏:25~50歳、色々なことにチャレンジしてスキルと人脈を築くとともに、自分の得手不得手を理解する/秋:50~75歳、それまでに培ってきたものを軸に自分の立ち位置を定め、世の中に貢献していく時期/冬:75~100歳、余生を楽しむ時期

・年長者が実体験したことから得た知見に従うのが、かつては合理的だった。が、時代の変化スピードがあがり過去の知見が必ずしも通用しない、記録媒体の革新で年長者の知見に誰でもアクセスできる、寿命が伸びたことで長生きすること自体が珍しくない、という時代においては、年長者だから能力も見識も優れているという前提を手放さなければいけない。

・オッサンがなすべきなのは、サーバントリーダーシップ、支援型のマネジメント。

・日本にイノベーションが起らないのは、大それたことを考える若者が欠如しているというよりも、そんな若者を拾って支援して育てるサーバント型のオッサンがいないから。

・サーバントリーダシップには、実務的な知識よりも、物事の本質を問いかける教養が必用。

・長いこと有用な知識を身に付けたければ、その知識がどんぐらいの期間活用されているかに着目する。

・経験で大事なのは量よりも質。30年の経験があるは言い換えると1年間の経験と、その経験を29年繰り返しただけ、とも言える。変化を伴わない見せかけのチャレンジに自己満足しないように。

・大事なのは成功することでは無く、チャレンジすること

・現在挑戦していることは何かと問われて30秒も話せない人がほとんど

・良い経験を積める場所にオッサンが居座ることで、次世代が育たない。人材が育たないということは、良い業務経験を与えられていないということ。

・安定しているように見える状態であればあるほど、内側に大きな歪みのエネルギーが蓄積されており、破壊的な不安定が一気に襲ってくる。安定は不安定、不安定こそ安定。

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2020年6月長野県佐久穂町にIターンし「カレー屋ヒゲめがね」を開業。家族とゆったりと暮らすべく、営業は週4ランチのみ。人生100年時代における生き方の1事例として発信できるよう、日々奮闘中。 https://lifeshiftjapan.jp/interview/6833/