higemeganecurry
【ヒゲのおめがね本#3】we are lonely but not alone.
見出し画像

【ヒゲのおめがね本#3】we are lonely but not alone.

higemeganecurry


ヒゲのおめがね本】とは、ヒゲめがねが読んできた本の中から「これは人にお勧めしたいな」と思えたものを勝手に紹介していくシリーズ。ヒゲめがねが紹介した本が、皆さんの世界が拡がる何かしらのきっかけになったら嬉しいな、と。

今回ご紹介するのは、コチラ。
気になった方は、ぜひお手に取って読んでみて下さい。

【概略】

家族・地域・会社組織といった、人が従来拠り所としてきた「ちょっと不自由だけども安全安心なコミュニティ」が、時代の流れとともに機能しなくなってきている中で、現代人は孤独を深め、不安に陥りやすくなってしまっている。人間は、人の間と書くように、人と人との関係性、すなわちコミュニティの中で生きるものであり、だからこそ、コミュニティの価値とは何かを再度問い直し、現代にフィットしたコミュニティの在り方とは何かを考えるべきではないか。人が安全と自由を感じられるコミュニティ作りこそが、現代の孤独と不安を救う鍵になるぜ、なぜならばWe are lonely but not alone だから! っといったお話。

自分自身、幾つかのコミュニティに関わらさせてもらっている中で、筆者の投げかけは刺さるものが多く、とても学びの多い一冊でした。多くの人に読んで欲しい、お勧めな一冊。


【本文メモ】

・孤独は周りに人がいるかどかではない。心のつながりの問題だ

・コミュニティつくりを応援し、人と人とがより身近になる世界を実現する。人と人とを単につなげるだけでは不十分、有意義なグループに参加できるように支援したい。フェイスブック、ザッカーバーグ。

・個人としてどう生きるか考えよって言われても、今までコミュニティの中で役割が決められていたのだから困る、自由度が増して苦しみが増えた。夏目漱石。

・社会の要請としてある習慣を、自分たちでやるべきこととして同調圧力をかけて、周りも実践するように仕向けて行く。不自由の中に入り込んで自らを納得している。

・社会的であるために、人間が無理をしている行為が山のようにある。社会が発達すればするほど、人間は自分を社会の方に合わせようとしてしまい、社会を自分の心地いいように変えようと挑戦する人はほとんどいない。

・昨日まで美徳とされていた習慣が、急に意味のないものに、インターネットがもたらすなめらかな時代においては、むしろ邪魔な価値感になってしまっている。

・不自由さを我慢することに慣れてしまった自分の価値観と行動の癖を見直さなければならない。

・物質の所有や、ヒエラルキー付き組織への所属ではなく、自分は何を欲しいのか、何をいいと思うのか、それを分かり易く表明している個人への注目が集まっていく。どんな価値観でいきているか分かり易くぶれない人。

・保育園は、自由時間をどう過ごすかを自分で考えて行動しなければならない。一方、小学校は時間割も、その中でやることも、宿題するも、全て与えられる。与えられたものを全力で返すのが善であるという価値観が刷り込まれてしまう。人の行動は習慣に規定される。

・与えられた問題を解決するのではなく、何が問題かを発見し問いを立てられるかが、重要になってきている。

・奴隷の幸福という言葉がある。僕たちは型にはまり、役割を半ば強制的に与えられる方が楽で、居心地が良い。型にはまることを教えられてきた僕たちは、その型から解き放たれ、心のよりどころがなくなり、不安を感じている。奴隷の幸福を自分の幸せにしてはいけない。

・爆発的に増えた情報をいかに取捨選択するかが負担。いかに情報を減らすかという仕組みとして、コミュニティというフィルターがいきるのでは。個々の情報毎に取捨選択をするのではなく、どのコミュニティーに属すかを意思決定する。

・ネットのおかげで、マイノリティーだと思っていた人同士が自由に繋がれるようになった。無理に興味の無いメジャーな話題に合わせる必要がなくなった。

・孤独は自分で気づくことができない可能性がある「現代の病」

・SNSはオープンであればあるほど、安全安心は確保されない。

・他人と自分を比較して「俺はなんてつまらない人生を送っているのだ」と感じることは無意味だ

・自分のことを深く理解しようとしてくれている人が一定数以上いることが、幸せに直結するのではないか。

・フォロワーを無理には増やさない。本当に興味がない人がフォローしていると、内容を曲解して、変な騒ぎになってしまうことがある、たとえ内容が完全な見当違いでも、人から急に罵られるとエネルギーを奪われる。

・今あるコミュニティの否定ではなく、アップデートだと考える

・サービス設計するときの方向性は2種類ある。時間節約≒アマゾン、と、時間消費≒楽天。

・コミュニティをより楽しい場所、盛り上がる場所にするには、そこで仕事をしている人がいないほうがいい。来たいから来た人、やりたいからやる人だけを集めることで、そこが魅力的な場所になる。

・SNSでの投稿内容を絞ることで、アカウントに個性が生まれてくる。

・接触回数を増やすことで、ゆるやかに新密度をあげて、熱狂度をあげすぎないように設計する。

・ファンコミュニテイ=関係の質×ファン数×関係の深さ

・商品を作ったらどのチャネルにするかを工夫するはず。情報も全く同じ。どこに置くかまで編集して届ける必要がある。

・多くの人がかかているのは、情報が欲しいという欲望では無い。関係性を築きたいという欲望だ。1対Nをインタラクティブにするだけでは足りない。N対Nで複数の関係性を築くことができると、そこを自分の居場所と感じることができる。

・熱狂マップのどの層に対しての情報なのかを意識して発信する。Committer(有料ファンクラブで伝導役、リアルなエンゲージメントが強い)⇒Acceptor(グッズ購入、有料ファンクラブ参加、メルマガ購読)、Liker(SNSエンゲージメントが強い)、User(SNSフォロワー、初回書籍購入)

・追体験ができる商品・情報設計

・自分なりに理解して語り合うからこそ、理解が深まる。もしも分かりやすければ語り合いがおきない。分かりにくさとは参加する余白ともいえる。

・文化が発達するとは「作り手が増える」という定義も可能。

・法要は、死者の為ではなく、生き残った人が鬱にならずに社会復帰できるように詳細な設計がなされた行事。法要を生き残った人のために行うといったら「私は大丈夫」といって行わずに、周りから気付かれずに体調を崩す人がいる。それを避ける為、また心理的な抵抗を減らすために、死者の魂がこの世に彷徨っているのを鎮めるために法要が必用である、という優しい嘘がストーリーとして作られる。

・コミュニティに必要な5つの要素、余白の存在、常連客の存在、仮想敵を作る事、秘密やコンテクスト共通言語を共有すること、共通の目的やベクトルを持つこと

・人が知らないから習慣になるまでの5つの壁。知らない⇒(知識の壁)⇒知る⇒(行動の壁)⇒やってみる⇒(気付きの壁)⇒わかる⇒(技術の壁)⇒できる⇒(習慣の壁)⇒している

・熱狂とは太陽みなたいなもの。遠くまでその熱を伝えることができる熱狂は、身近な人を焼き殺してしまう。熱狂に伝染して手伝ってくれていた人も、熱狂者ほどの熱狂をもって関われてないことに、無力感を覚えて離脱していってしまう。

・言葉は集合知の塊なので、その言葉がどういう風に使われているかを丁寧に解きほぐしていくと、思わぬ発見にたどり着く。

・安全と安心の違い。安全は、場所やモノに紐づくことが多く、客観的な事実を基にする。安心は、人の心理状況が紐づいている。東京は安全な街だ⇔東京は安心な街だ。

・安心はイメージが沸くことが。それぞれがどんな人か、どんな行動をするのか予想できるようになることで、コミュニティは安全安心な場所になりうる。

・「熱狂⇒拡大⇒熱狂」を繰り返すとどこかで破綻する。「安全安心の確保⇒熱狂⇒拡大⇒安全安心の確保」を繰り返すことが重要。安全安心を先に確保すること。

・強い人間なんていない、強い振りのできる人間が居るだけ。

・元のメンバーが、新メンバーを積極的に受け入れているつもりだとしても、自分たちから話しかけないと、新メンバーは沈黙を拒否と受け取ることがある。感情を表現しない元メンバーは、黙って存在するだけで、新メンバーの安全・安心を脅かすことがある。

・コミュニティは、拡大するたびに、新旧両方のメンバーの安全安心が必ず脅かされることを理解する。

・熱狂には2つある、テンションが高い状態とモチベーションが高い状態。

・モチレーションが高いとは、自分はこのコミュニティにいる価値があると思い、他の人とは違う、自分には自分特有の役割があると感じている。そしてその役割を果たすことに社会的意義があり、自分が成長できると考えている。

・過去の実績を信用して、不確実性のある未来も信じて、評価する状態が信頼。片方が一方的に信頼することはできない。信頼は常に双方向だ。だから「信頼関係」となる。

・信頼関係を築いた人が増えると、その人の発する情報を信頼することができる。自分で情報の真意を毎回確かめない事、それが身の回りに溢れる情報を減らすためにできること。

・メンバー探しは直感でOK。個別に直接連絡する時に躊躇しない人を選ぶ。

・コミュニティに入った時に何をやるのかがわかないと、人は動く子が出来ない。なんでもできるは、なんにもないと同じ。まず何をするかを明確にしていくことで、安全安心が確保されやすくなる。

・コミュニティを作ると、中と外との概念が必ず生まれるが、中だけの運営に偏りすぎないこと、中での安全安心を担保しつつも、いかに外部とつながるかがコミュニティ活性化のカギになる。

・自分がどんな人間なのかを紹介するのは、自己アピールではなく、その場にいるメンバーの安心のため。

・DOのカタガキではなく、BEのカタガキで自己紹介する。

・自分について語ることは、自分の居場所を自分で知る行為だ。ほとんどの人が、その行為をおろそかにして、他人の目的地を自分の目的地にしてしまう。

・主催者とお客さんではなく、自分自身が居場所だと思うようにする。

・学校型のコミュニティだとメンバーが受動的になってしまう。

・納品主義からアップデート主義へ

・コミュニティを活性化させるには、長文禁止のルールが重要

・会社の経営とは、作った仮説を仲間に検証してもらうって、社会をよくしていくことだと思っている。

・ヨダレは口の中にあるうちは、平気で飲みこめるのに、一旦外に出てしまうと飲み込めなくなってしまう。コミュニティの外と中も同じことがおきていないか。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
また見て下さい!
higemeganecurry
2020年6月長野県佐久穂町にIターンし「カレー屋ヒゲめがね」を開業。家族とゆったりと暮らすべく、営業は週4ランチのみ。人生100年時代における生き方の1事例として発信できるよう、日々奮闘中。 https://lifeshiftjapan.jp/interview/6833/