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【ヒゲのおめがね本#6】学校の当たり前をやめた

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【ヒゲのおめがね本】とは、ヒゲめがねが読んできた本の中から「これは人にお勧めしたいな」と思えたものを紹介するシリーズ。

ヒゲめがねが紹介した本をきっかけに、皆さんの世界がまた拡がっていったら嬉しいです。

今回ご紹介するのは、コチラ。気になった方は、ぜひお手に取って読んでみて下さい。

【概要】
子供たちにどう成長して欲しいのか、そのために学校はどうあるべきなのかという「上位目的」に立ち返り、学校にはびこる「当たり前」にメスを入れ、より目的に適う新しい方法にどんどんチャレンジしている麹町中工藤校長の取り組みをまとめた一冊。

宿題廃止、クラス担任廃止、学期末テスト廃止などなど、そんなことして大丈夫なのか?と思いつつ読み進めると、ナルホドー確かに上位目的に沿って考えたらそれがベターだよな、と目から鱗が落ちまくるのでした。

学校を舞台にした話ではあるけれど「目的と手段をはき違えない」「価値観は千差万別なのだから、対立はおきて当たり前。対立を避ける方が不健全。」「常に上位目的を意識する」といった考えかたは、自分が働いていく上でも大事にしていきたい。


【本文メモ】

・子供達には「自ら考え、自ら判断し、自ら決定し、自ら行動する資質」すなわち「自律」を身に付けさせるのが教育のあるべき姿では。

・子供を想っての手取り足取りのサポートは、自律するチャンスを奪い、他責の人間に育ててしまう。

・学習指導要領の通りに教えるのは手段でしかないのに、この要領にそって教科書通りに教えるのが目的化してしまう。

・宿題の目的は何か。目的に適う宿題となっているか。ただ「こなす」だけになってないか。

・宿題だけやってたら良いということは、受け身で、自律を奪う仕掛けになってしまうのではないか。自分が出来ていないことを理解し、その不足を埋めるために工夫することが、自律を高めるということ。

・宿題は、先生が生徒の意欲態度を評価する時の分かり易い判断材料として使われている傾向もありそうだが、先生のための宿題では本末転倒。

・中間、期末テスト。とある瞬間瞬間の学力を計ることにどれだけの意味があるのか。一夜漬けして習慣風速的に良い点を取るのにどれだけの意味があるのか。通知表をつけるための先生のためのテストになってないか。

・テストは学習の定着を図るために行われるものという目的に沿って、学期末テストではなく、単元が終わる毎に小テストを実施し、出来なかった生徒が早めに復習をかけられる仕組みを入れている。

・担任制の弊害。先生のアタリハズレ論が生まれる。ハズレの先生と言われているクラスの子はどう思うだろうか。

・各先生も、自分のクラスと他のクラスを比較して、自分のクラスがよくまとまっているかどうかに意識が向きがち。●●先生のクラスになりたかったと言われて悦に入ってないだろか。その比較、生徒の成長に何か繋がるだろうか。

・生徒や保護者に評価されたいと先生が思うのは自然ななことかもしれないが、その思いが必要以上に手厚いサポートを生み、その手厚いサポートが生徒の自律機会を奪い、自律が育たない生徒は、何かにつけて悪いのは先生が原因だと責め立てる、そんな悪いサイクルが回ってしまう。

・クラス担任制度ではなく、複数の先生チームで学年を担当させる。

・「命に係わること、人を傷つけること、犯罪」と「頭髪服装違反、遅刻、忘れ物・・・」は同列の叱りポイントだろうか?どうでも良いことと、どうでもよくないこととを、分けて叱りませんか。

・人は行動の積み重ねで評価される。思っていること、考えていることも、行動に落とさないと、見えない、評価しようがない。

・人はそもそも動いてくれないもの。その動かない人を動かせてこそ、真のリーダー。動かすには戦略が必用。

・大人達が問題だと捉えるから、子供達も問題として認識してしまう。顔色悪いぞ風邪か?大丈夫か?と言われて体調を崩したり。受験大変だけど頑張ってと言われて、受験は大変なんだと刷り込まれたり。大人が発する言葉は、子供たちにスイスイ吸い込まれていくので注意が必要。

・ノートを取る目的は何か?単に転写するのではなくあ、自分の頭で要点を編集して書き出すから意味がある。そういうノートの使い方を、徹底して落とし込む。

・フリーの時間をまず書き出す。時間リソースがどのぐらいあるのか理解してから、何にどれぐらいの時間を配分するかを考える。

・考えや価値観は人それぞれであり、私たちが生きている限り「対立」はどこでもいつでも必ず起こる。これ自体は何ら悪いことでは無い。むしろ、この対立を避けることの方が問題。大切なのは、違いがあることを当たり前のことと捉えた上で、上位目的を見据えながら、合意形成を図っていくこと。このことを、生徒に教えなければならない。

・改革を進める中で「民間校長ですか?」と言われるのが悔しい。学校は本来時代の先端を走っている場所だったはずなのに、いつのまにか民間が先を行き、学校は時代遅れのレッテルを貼られるようになってしまった。

・責任と権限がやりがいを生む

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2020年6月長野県佐久穂町にIターンし「カレー屋ヒゲめがね」を開業。家族とゆったりと暮らすべく、営業は週3ランチのみ。人生100年時代における生き方の1事例として発信できるよう、日々奮闘中。 https://lifeshiftjapan.jp/interview/6833/