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ふと思う。

毎日の在宅勤務で鈍った身体を刺激するための有酸素運動とも、趣味の散歩とも、どちらの位置付けでもない時間潰しのような徘徊をしている時にふと思った。自動販売機の"自動"ってなに。。。なにが自動?そこに佇んでるだけなのに自動って。。。
消費者目線で考えてみると、利用者は、コインを投入し飲みたい飲み物を選択(ポチッとな)する事で商品を購入できる。これは、スーパーでもコンビニでも一緒。陳列棚の商品をチョイスして、レジに運んでお金払ってゴクゴクしてる。ってことは、この目線からの"自動"ってことじゃなさそうだ。
じゃぁあれだ。売る側の目線だ。お客さんが商品を選んで、あの細い隙間に商品見合いの代金さえ入れてくれれば、後は(人を介さずに)商品を提供するよ。ってことだ。なるほど。それなら腹落ちする。
だとすると尚更、ユーザが奴等を『じどうはんばいき』と呼ぶのは、なんだか違和感を拭えない。少なくとも、ユーザー側の視点からの呼び方とは違う気がする。このモヤモヤ感に任せて揶揄するなら、「受動販売機」だろう。ひらがなにすると、あまり違いがわからなくなる。「じゅどうはんばいき」
だって、奴等がセールスしてる部分といえば、せいぜい筐体の広告くらいでしょうから。別に恨みがあるわけではないんですが、あの指示待ち感と名称のギャップを感じたもので。
もっと能動感を出す方法として、センサーとかで、お客さんを察知したら声を掛ける機能をつけるとか。更に、AIとか搭載しちゃって、顧客にピンポイントな話題を振るとか。そのピンクのスカートお似合いですねとか。だいぶ暖かくなってきて、あ。ほら、そこにつくしが生えてきましたね。とか、犬がオシッコしそうになったら、飼い主に説教始めるとか。飲み物売ってるのに、なんなら治安や防災の一役だって買えるかもしれないって素敵。

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