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2024年7月1日の政治・時事ニュース 誰が好きかではなく誰が嫌いかで選ぶ民主主義

よく民意を正しく反映するためにはどんな選挙制度が正解なのかということが議論になります。また小選挙区制にすると政策ベースの政治が実現するなどとも言われます。

が、これは嘘なんですね。

東京都知事選挙には50名以上の候補者がでています。多くは宣伝目的の人と言われておりマスコミが注目したのが4人で当選圏内が3名だそうです。またアメリカの大統領選挙ではどちらも大統領としては不適格と言われていますが実際には「トランプが大統領になると困るからバイデンに入れよう」などというな人が多くいます。このためバイデン氏はこのまま選挙戦から撤退すべきとされながらもこの2名であればバイデン氏にいれるという人が多いという矛盾した状況になっているそうです。

さてこの間を取ってフランスのように、最初の投票で足切りを行い限られた人数で選挙を戦う「二回選抜方式」も考えられるわけですが、実際には左派が嫌いだからこのまま極右に投票しようと呼びかける人や、どうせ改革与党は勝てないから(半数近くの選挙区で二回戦に進めなかったそうです)左派が選挙区から撤退して改革与党に手を貸そうという呼びかけが行われているそうです。

結局どの制度をとってもそれなりに難しい選択になってしまうわけですよね。これを比例代表にすると今度は選挙前・選挙後の連立という別の問題がでてきます。

もう一つの話題は沖縄の性被害問題です。国民生活優先か国家優先かとういう選択肢をと書いています。ただ実際の世論調査を見ると「自民党にお灸をすえるために立憲民主党に入れる」という自民党支持者が多いという話があるようです。つまり、政策なんか追求してもそんなに支持は得られないけど「もう自民党が嫌になった」という人が増えればそれだけでタナボタ的に議席が獲得できてしまうわけですよね。

ただこれでまかり間違って政権を取ってしまうと「別に野党に政治をやってほしいと思ったわけではない」ということになり、10年単位で「オワコン」扱いされます。私は野党の「ピコピコ・ハンマー的利用」だと思います。


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