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いずれ、運命の出会いは絶滅する。

どうも!佐伯ポインティ(@boogie_go)です。
今日は「運命の出会いの3要素」と「未来の運命の出会い」についてのnoteです。きゃー、ロマンティック!

最近、彼女に逃げられて出会い系アプリを使いまくっている友達が、飲んでるときにふと、出会い系アプリと恋愛への愚痴を言い出しました。

「出会い系アプリを使った時点で、出会いが奇跡じゃなくなる。」

彼は「恣意性のある出会い」という単語を使って出会い系アプリから、恋愛や婚活市場の問題点を説明してくれました。(辞書によると、「恣意性」=「物事の関係が偶然的であること」らしいです。単語のイメージと逆なんですって。)

まず、「出会い系アプリ」は、出会いの最適化であり、ユーザーが意図的に恋人になってくれそうな人との出会いの試行回数を増やす、必然の出会い。つまり、恣意性のない出会い。

一方、「曲がり角で食パンを加えてる女子とぶつかる」「レンタルDVDを取ろうとしたら男子と手が触れ合う」は、両者の意図が介在していない、偶然の出会いです。つまり、恣意性のある出会い。

彼が言うには、「恣意性の高い出会い」は高校生活が最後で、大学生・社会人になっていくと男女ともに恋愛の楽しさを経験した者の割合が増えるので、「こういうことをすると彼女ができそう」「こうすると彼氏ができそう」という、行動を選択する際に、恋愛やセックスに対するモチベーションをもった選択をしている、と言うのです。

たしかに、高校の時に恋愛したけど妄想先行で行動してないし、デートとかセックスをどう実現させるかを脳が溶けるほど考えるのは、大学生になってからだったなー…と彼の説が自分の過去にどんどん当てはまってくるような感覚がしました。彼の話は続きます。

「仕事」を選択する際、多くの人は結婚や恋愛が視野に入ってるから、じつは仕事は恣意性が高くない。社会人の恋愛より学校生活の恋愛が美しいものだった、と様々な恋愛系コンテンツで描かれるのは、そのため。

「マッチングアプリ」「合コン」「街コン」「相席屋」…これらにどことなく嫌悪感を示す人が多くいるのは、「恣意性の高い出会いで出会ってこそ運命の相手」つまり、「恋愛の始まりは角パン系が至高だ」と思ってる人がマジョリティーだからだ、と。(“角パン”は“曲がり角でパンをくわえた人にぶつかる出会い”の略語です。)

ちなみに、「クラブ」「結婚式の二次会」も、最初は恣意性が高かったのに、「享楽的でアゲアゲな男女の出会いがある」「幸せな瞬間を見た後だから結婚願望の強い相手との出会いがある」という事実が広まると、恋愛やセックスが脳内にチラつき、場の恣意性が急速に薄まっていったのではないか、と話しました。飲みながらこういう話するのって本当に楽しい。

そして二人で、どういう要素が恣意性の高い出会いにおいて大事なのか、話し合ってみたら…

①恋愛と別目的の行動理由であること

②出会う相手がランダムであること

③選択に強制力が働いていること

この3要素をどれくらい満たしているかで、恣意性の高さが決まるのではないか!!!という結論が出ました。興奮。

つまり「登校の途中に曲がり角曲がってぶつかって出会う」というのは、

①学校に到着するのが目的だった。(別目的)
②曲がり角の先にどんな人がいるか分からなかった。(ランダム)
③登校しないと行けないから外に出た。(強制力)

この3要素を満たしているため「運命の出会い度」が強く、その恣意性の高さと、現実に起きそうな感じゆえに、「角パン」が偶然の出会いの表現として広く浸透したのじゃないか、角パンすげえなと二人で興奮しました。

「人数合わせで呼ばれてしまった行く気のない合コン」で互いに出会う、というのも角パンほど強くはないですが、別目的・ランダム・強制力がそれぞれ働いてますね。道理で恋愛ドラマで見かけるわけです。

逆に考えると、社会人生活で発生しそうな恣意性の高い出会いは…「読書会」「ハッカソン」「フットサル」「脱出ゲーム」「人狼ゲーム」などでしょうか。これらは、「参加すると恋人ができやすい」みたいな流布がないので、結婚式の二次会よりはまだ恣意性が高そうです。このnoteを読んだ記憶を完全に捨てて上記のイベントに参加することで「運命の出会い」っぽさを上げることが可能です。

話していく中で彼は、社会人生活において、最高に恣意性が高い出会いは、「裁判員制度で集められること」と言っていました。たしかに、裁判員制度に恋愛目的で行くやつはいない。マジ恣意性が高すぎます、裁判員制度。

しかし…なぜ、こんなにも恣意性の高さが求められるのでしょうか。

それは、戦前から続く「お見合い結婚の文化」から脱しようとする「自由恋愛結婚ブーム」が原因なんじゃないかと思います。

お見合いへのカウンターが自由恋愛なので、「結婚相手が他人に決められてるなんておかしい!必然じゃない、偶然の、運命の相手がいるはず!」という考えから恋愛結婚ブームが始まっているので、偶然性を大事にするのが根底に流れているのだと思います。

このブームを考えていくと面白くてですね。僕は社会学とか人類史に詳しいわけじゃないので、完全に推測なのですが、パートーナー選びの問題点が時代によって違うなと思うのです。たとえば…

そもそもムラが狭いから相手の選択肢がない…(必然性の問題)

家業を継がないといけないから出会いが少ない…(偶然性の問題)

相手が決まってるお見合い結婚しかない…(必然性の問題)

選択肢が多すぎてどの相手がいいか分からない…(偶然性の問題)

と、必然性と偶然性の間を行ったり来たりするのが、人類のパートーナー選択のブームの波なんじゃないかな、と思ったのです。

この流れでいくと、角パンブームの次にあたるので、必然性がパートーナー選びにおいて大事になる社会が来そうな感じがします。

「Amazon LIFE なら、あなたの趣味嗜好や生活リズムを分析し、マッチ度95%以上の相手とのメッセージとミーティングが可能になります。さあ、最高のパートーナーと暮らそう!」みたいな感じです。これが未来の「運命の出会い方」のスタンダードになる…ありそうですよね。

こうなると、子どもに漫画を貸したりすると「この漫画ww曲がり角とかww偶然出会う人と付き合うとかヤバい、マッチ度35%かもしれないじゃん!!昔の人は変わってんなー」とか言われるわけです。角パン恋愛絶滅です。お見合い結婚でデートしたことない人と結婚するのを「そんなの信じられない!」と思うように。

でも確かなのは、人間が完全生命体にならない限り、恋愛・パートーナー選択の悩みは絶対に解決しない、ということくらいです。自分も、マッチ度95%以上の相手も、完全じゃないし。

どういう未来になっても、どういうブームが来ても、恋する相手や愛する相手を考える際に、「自分が今のブームに合ってるかどうか」で判断しない方がいいと思うんです。どんな選択だって、親族や友達といった「社会」が納得する必要はなくて、自分が納得してればいいじゃないですか!っていう。

相手選びのやり方で、周りの反応を気にせず!角パンで出会っても、AIに選出されても、最後は自分が選択すれば、それが運命の相手ですよ!!!ではまた来週!!(絶叫)

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株式会社ポインティCEO(チーフ・エロデュース・オフィサー)。東京生まれの25歳。早稲田大学文化構想学部を卒業後、株式会社コルクに漫画編集者として入社。2017年に独立しエロデューサー活動を始める。2018年、日本初の完全会員制「猥談バー」をオープン。体型は赤子、精神はギャル。

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コメント (6)
親が決める見合いならまだしも、AIに選び出されるのはちょっと複雑な気分です。
合コンとかはそれで相手と理解しあえないからいいと思わないけど、AIはアリだと思う。
ツイッターなどのsns、アマゾンで買ったものの履歴、スケジュールからの情報。
たとえば、noteなどでで知り合って、友達恋人になるっていうのも全然ありだと思う。
とても面白い記事でした!!読みやすかったです!
裁判員制度の件で笑いました。確かに恋愛なんて全く期待しない状況ですね!笑
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