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岡崎的「人脈形成(処世)術」

こんにちは。
パーソナルトレーニングジム「Shibuya Fitness Sharez」の岡崎秀哉(@hide_sharez)です。

僕はそこまで自分が人脈があるとは思っていないのですが、パーソナルトレーナーの割にはあると思う(自分で言うなって感じですが笑)ので、こんなタイトルにしました。
今回は、僕なりの人脈形成術、処世術について、時系列でまとめたいと思います。

1.僕の新卒時の人脈レベルについて

僕は、新卒時、鹿児島のとてつもなく田舎にある体育大学を卒業し、上京してきたので、2010年の時点では、特に東京においては全く人脈なしです。
つまり、僕は「人脈ゼロ男」でした。

2.まず行ったのは、情報発信

しかし、人脈ゼロ男ながら、唯一良かったことは、大学時代から情報発信をしていたことでした。岐阜県の高校から鹿児島の大学に行った僕は、あまりの寂しさにブログとmixi、facebookで情報発信を行い、何とか自分の存在を地元の人に知ってもらおうとしていました。そこで自分のやっているスポーツや日々の出来事をアップしていました。
発信内容はともかく、その習慣だけは良かったです。

3.上京後、とりあえず人に会いまくる

新卒入社時は「人脈ゼロ男」の僕でしたが、入社したフィットネスベンチャーで、先輩方に「ビジネスのいろは」を教えて頂いたり、本やネットで学んだりして、社会人2年目(2011年)くらいから、「どうやら人脈が大事らしい」とアホみたいに考えるようになっていました。(何だか文章にすると胡散臭い・・・)
そのアクションとして、休みの日には、異業種交流会などに参加したり、mixi、facebookなどを通じて人に会ったりするようになりました。
当然、人脈ゼロですから、最初はうまく話せないし、緊張もしていました。
しかし、それまで田舎の体育大学でそういった類の人ばかりに囲まれていたので、これまで会ったことのない人に会ったり、聞いたことのない話を聞くことに楽しさを感じました。
今思えば、それはそれは怪しい会に参加したり、怪しい人にもたくさん会いました。投資話で損をしたり、謎の組織に入会してしまったり・・・

今でも覚えていますが、24歳の時に、銀座の会費10000円の交流会に無理して参加しました。キラキラした人ばかりの会で、ビビってしまった僕は、誰とも一言も会話する事なく帰宅しました。
話せなかった事も悔しかったですが、マジで誰も僕の存在に気づいていなかった気がしました。一人だけマジックミラーでその会を覗いているような感覚でした。
「もっと魅力的な人間にならねば」そんな思いを人生で初めて抱いたのを覚えています。

これは今だから言えますが、多様性を実感し、広い視点を持つ為にも、若いうちに色んな人に会って、色んな考えを知る事は大事です。プラス、相談できる人を作っておきましょう。
僕みたいに騙されたりして、いらないネタが増えます。

4.SNSを活用する

ただ会うだけでは人脈とは言えません。ただ知り合いが多いだけです。
騙されつつも、人に会いまくり、僕は何をしていたかというと、会ったらとにかく名刺交換をしまくっていました。当時働いていたフィットネスベンチャー企業の名刺を使い倒していました。
そして、出会ったその日、もしくは次の日にはfacebookで出会った人を検索し、友達申請をしていました。御礼のメッセージを添えて。(当時はfacebook全盛でした)
そして、相変わらず、僕は情報発信だけは積極的でした。
ベンチャーに2年勤め、その後独立したので、仕事ばかりしており、必然的に投稿内容は仕事に関するものばかりでした。発信しようと思うと、日々の小さな事もネタになるんですよね。
発信内容としては、「こんな仕事をしました」「こんな学びがありました」「こんな考えを持っています」的な事だったと思います。
それに対して、単純にイイネ、コメントなどリアクションが来るのを楽しんでいました。
詳しくは↓↓のnoteをお読み頂きたいですが、色んな仕事に関わってきたのも情報発信のネタになり、良かったと思います。

恐らく、この「リアルで繋がる→SNSで繋がる→SNSで発信をする」の流れにより、ただ繋がっているだけでなく、「こんなヤツおったなぁ」「なんか色々やってんなぁ」と認知されていたと思うんです。多分。
ちなみに、僕のfacebookは現在友達3000人強いますが、ほぼリアルに会った方です。
繋がりの中での情報発信により、「繋がった人の頭の片隅に宿る」というのが大切だと考えています。
僕のパーソナルトレーニングという仕事を例に出せば、すぐではなくても、その方が太ってしまって運動をしようと思った時に、ふと頭に浮かぶのはSNSで繋がっている僕だったりするかもしれません。そこでメッセンジャーで依頼が来る事もあるのです。
会った事もない、どこぞのネットで調べた人よりも、会った事があり、たまにSNSで見かける人の方が信頼できるという心理もあると思います。
「繋がった人の頭の片隅に宿る」には、情報発信の頻度、内容、リーチできる数、などが大切です。
ちなみに、SNSに関しては、現在はfacebookではなく、twitterをメインとし、フィットネス関連のツイートをメインで行っています。
良ければ是非👇👇

5.違和感のあるコミュニティに飛び込む

僕は新卒時に東京に出て来て、人と会うようになり、「人と会うことの楽しさ」「人の面白さ」に気づき出しました。
それまで、飛騨高山、鹿児島でスポーツばかりしていた僕は、あまり新しい人に出会う機会が多くありませんでした。会ったとしてもスポーツ関係の人でした。別に色んな人に会いたいという気持ちも当時はありませんでした。
しかし、東京に出てきて、嫌でもいろんな人がいて、いろんな人に会う訳です。そこで、今まで気づいていなかった面白さを感じたのでしょう。

そういった面白さを感じながら会い続けていくと、気づけば、ベンチャー系の集まり、経営者の集まりなど、「参加者のうち、フィットネス関係者、トレーナーは僕だけ」という会がたくさんありました。
この状況って、最初は居心地もそこまで良くないし、話もついていけなかったりするんですが、必死に食らいついていると、だんだん話も分かってくるし、めっちゃ覚えてもらいやすいんです。レアキャラだから。
その「コミュニティで唯一無二の存在になる」って大事です。言い方を変えれば「唯一無二になれるコミュニティに参加する」でも良いです。
行きづらい会に行く、これはむしろ「勝ちゲー」なんだと今では思います。

6.分かりやすい実績、肩書きを作る

僕が覚えてもらいやすかった、紹介されやすかったのには理由がありました。それは「分かりやすい実績、肩書き」です。

・アバクロのモデルをしていた
・リッツカールトンでトレーナーをし、著名人もトレーニングした
・セパタクロー学生日本代表選出
・RIZAPのプログラム開発やトレーナー教育をしていた
・FiNCでアドバイザーをしていた
・Best Body Japan2013年東京で優勝した
・パーソナルジムを経営している
・NewsPicksメイクマネーでファイナリストになった

ただの「トレーナーです」では、覚えてもらいにくいですし、人にも紹介もしづらいです。
もちろん、僕も最初からこういった分かりやすいものがあった訳ではないです。色々面白そうだなと思ってチャレンジしていたらできただけです。

7.目先の利益よりも実績を追う

では、これからの方はどう「分かりやすい実績、肩書き」を作るか?
まず、僕が思うのは「分かりやすい実績、肩書きは、イコールお金ではない」という点です。
ちなみに、僕は上記のものを作る上で、そこまでお金はもらっていませんw
僕の実績をギャラ、給料ベースで見ていきましょう。

・アバクロのモデル 
👉 高めの時給、しかもめちゃ短期間だけ
・リッツカールトンでトレーナーをし、著名人もトレーニングした 
👉 提供価格の割にトレーナーの取り分ゲキ低
・セパタクロー学生日本代表選出 
👉 マイナースポーツなのでお金はゼロ
・RIZAPのプログラム開発やトレーナー教育をしていた 
👉 立ち上げたばかりの事業だったので、別に高給ではない
・FiNCでアドバイザーをしていた 
👉 ベンチャーなので別に高くない
・Best Body Japan2013年東京で優勝した 
👉 賞品としてメダルとプロテインもらったくらい
・パーソナルジムを経営している 
👉 最初は単価を低くしていた
・NewsPicksメイクマネーでファイナリスト 
👉 応募して選出されただけなのでギャラとかない

見てください。全然稼いでいません笑
何が言いたいかというと、これらの実績は「目先の金じゃない」という事です。

では、具体的にどうしたら、良いかというと、まず自身の過去を振り返ってみてください。自分では「大した事ない」「普通だ」と思っていても人からしたら「面白い」「珍しい」事はたくさんあります。自分で考えても、人に聞いても良いです。
また、お金を一旦置いておいて、興味のあるもの、面白そうなもの、を探ってみて下さい。別に仕事に関係ないものでも良いです。
そして、それに対して目標を決め取り組みます。
僕自身も「トレーナー」だけでは、普通だったかもしれませんが、「トレーナーで○○」「トレーナーなのに○○」という部分で覚えてもらいやすく、紹介されやすくなったと思います。

8.マネタイズという概念を持つ

「マネタイズ」とは、簡単に言うと、「どうお金に変えるか?」みたいな考え方です。
「処世術」と言う意味では、生活していく、稼ぐことも大切です。
「目先の利益じゃない」などと言って、いつまでも稼げなかったらそれはそれで「処世術」としては、ちょっと違うと思います。
僕の場合、

繋がりを増やす
→ SNSで繋がる
→ 面白い、わかりやすい実績を作る(お金にならない)
→ SNSで発信する
→ 認知度上がる
→ 仕事がくる(お金になる)
→ SNSで発信する
→ 仕事が回る(お金になる)

という流れが作れていました。序盤はお金になっていないですが、後半にちゃんと仕事になっていました。即時ではないですがマネタイズできています。

9.フットワークを軽くする

シンプルに言えば、「誘われたら、呼ばれたら、できるだけ行く」です。
僕は新卒時のベンチャー時代も、先輩の誘いは二つ返事でOKしていましたし、異業種交流会で知り合った人の誘いも金額が高くないものは出来るだけ参加しました。
また、20代前半から、40代、50代の方と仲良くさせて頂いていたのですが、基本的に何時に呼ばれても断らず行っていました。(ホントに深夜に呼ばれたこともあります)ダメな場合は「◯日はどうですか?」と、できるだけ自分からリスケしていました。
やはり、そこには20代前半の自分では、行けない場所、出会えない人、聞けない話があるものです。(もちろん毎回ではない)
これもまた、「違和感のあるコミュニティに飛び込む」「コミュニティで唯一無二になる」のと一緒です。
20代中盤〜後半は、クラブなんかもよく行っていましたが、深夜帯でもフットワーク軽く、六本木、銀座、渋谷などに行っていました。
若くて何もない僕にあったのは、体力だけでした。
今でもパーソナルトレーニングのお客様の誘いは極力断りません。もちろん、自分から誘う事もあります。

10.まとめ

と、こんな感じで、僕は今まで生き延びてきました。
仕事をする上で、というイメージで書いてきましたが、結論、人生が面白くなります。
僕は、パーソナルトレーナーという仕事を通じて、人生が面白くなったと自信を持って言えます。確実に昔よりも「人」が好きになりました。

「パーソナルトレーナーでどうやって集客したら・・・」という方や、これから新しいことを始める方、何かを変えたい、という方の何かの参考になれば嬉しいです。
いつからでも遅くはないはず。


ありがとうございます!サポートして頂いた金額は、さらなるレベルアップに使わせて頂き、良いものをアウトプットする事で還元していきたいと思います♪