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新旧学生代表と対談(その1)

昨日(2020年1月28日)にNPO法人リーダーズカフェの新旧学生代表と対談をし、これまでのこと、これからのことを熱く語り合いました。

(写真左)矢儀丈博さん(第2代 学生代表:2019年4月~2020年3月)
(写真中)大内泰成さん(第3代 学生代表:2020年4月~2021年4月)
(写真右)皐月秀起(NPO法人リーダーズカフェ 代表)

※(その2)は、こちらから
※(その3)は、こちらから

(皐月)
今日はお忙しいところ、集まっていただき、ありがとうございます。

まだ代替わりには少し早いですが、引継ぎも兼ねまして、これまでのNPO法人リーダーズカフェ(以下、カフェ)の活動のふりかえり、さらにはこれからの展望も合わせて、いろんな話をお聞きしたいと思います。

まずは、矢儀くんからお聞きします。あらためて聞きますが、カフェとの出会いやきっかけを教えてください。

(矢儀)
つばめの活動に、講師のひとりでもあり、大学の英語の授業が一緒だった伊藤くんから誘われたのがきっかけです。アルバイトで塾講師をしていたこともあり、自分の経験を生かせる。経済的に恵まれない子どもに勉強を教えるボランティアがあるぞ!というよりも、「就活に役立つぞ。ネタに使えるぞ!」という言葉に魅かれて始めました(笑)

(皐月)
悪魔のささやき(笑)

宝塚つばめ学習会は、明日1/30で活動を始めて丸3年になります。調べたところ、矢儀くんは2017年2/13、つばめの第3回が初参加。初回の第1回に来てくれた講師ボランティアが伊藤くん。第2回に當内くんが来てくれて、第3回が矢儀くん。まあ、ほぼほぼ3年のお付き合いになります。

3年前のカフェと今とを比べてどうですか?

(矢儀)
日経読む会はやっていたけど、きんみらはまだやっていませんでした。つばめをきっかけに徐々に人数が集まり出したけど、今ほど賑やかではありませんでした。日経読む会なんかも何とか週3回やれていた感じ。カフェの場所は今と同じですが、装いはだいぶ変わりました。

(皐月)
インドネシアに一緒に行ったのはその年(2017年)だったよね。あれから3年連続夏に行っている。その前に、毎日放送のちちんぷいぷいに取り上げてもらって、生徒も講師も15人ずつくらいに増えました。

(矢儀)
でも、まさか今みたいに3教室に増えるとは思ってもみませんでした。

(皐月)
矢儀くんがNPO法人の立ち上げかなんかの時に、「人数があんまり増えすぎるのはイヤだなあ」と言ってたことをすごく覚えている。

(矢儀)
覚えてます(笑)

(皐月)
あんまりデカくなりすぎて、ごちゃごちゃっとなるのが嫌だったんだろうね。それからすると、今はどう?

(矢儀)
断然デカくはなっていますが、うまいこといってますよね。この間、オンラインサロンがカフェの事業に組み入れられて、卒業生も引き続き関わるようになりましたし、サイズは大きくなりました。

(皐月)
それって、どう?、イヤ?(笑)

(矢儀)
(笑)。僕が想定していたのは、名前も顔も知らないみたいな状態ですね。今も、つばめに新しい講師ボランティアが加わったりしますが、年に数回ある忘年会やイベントとかで顔と名前を覚えれます。僕が前に心配していたようなことはなく、むしろいい方向に進んでいるのかなと思っています。

(皐月)
丸3年で、自分として一番力を入れた活動は何ですか?

(矢儀)
僕として大きかったのは、「宝塚教室を任されたこと」ですね。

(皐月)
おーっ、それね。2018年の3月だったよね。矢儀くんとのりりんとふたりを喫茶店に呼んで、「頼んだ」って言ったヤツね。

(矢儀)
そうです、そうです。

最初は「マジか!」って思いましたが(笑)、だいぶ責任重大だなと。最初は、生徒も少なく、広い教室に「生徒ひとりに講師ふたり」の時もありました。その時は、「どうしようかな…」と思ってました。任せられて、これはちょっとつらいなと。でも有難いことに、生徒も講師も増えてきて、新しい教室なので、何か宝塚教室の文化というか雰囲気をどうやってつくるかとかは考えていました。それを僕だけの力ではなく、他のメンバーにも協力頂きながらできました。

(皐月)
少し重なるけど、思い出深い出来事とかはありますか?

(矢儀)
やっぱり、インドネシアのスタディ・ツアーですね。あれだけ濃い日程で、濃いメンバーで1週間過ごせた、しかも自分は2回行きましたし、大きな出来事としたら、インドネシアですね。

小さいのはぽこぽこありますが、やっぱり毎週やっているつばめに、新しい生徒が入ってきて、出会いがあったり、テストの点数がよかったと聞いたり、喜んでくれたり、とかはうれしいことですよね。毎週楽しくやれています。

(皐月)
スタディ・ツアーには2回行ったんだけど、それぞれ違いはある?

(矢儀)
その時の参加メンバーによって、がらっと色が変わりますよね。

2回ともメンバーは個性的なんですが、1回目(2017年)はわりと真面目で、ふざけるのも「真面目にふざけて」いました(笑)。夜遅くまで、4人で喋って、お互いのことをよく知ったり、将来のことを話したり、深く踏み込んでました。

一方、2回目(2019年)は参加メンバーも6人と増えて、1週間一緒にいるのでそれぞれと深くコミュニケーションがとれました。毎晩、その日のことをみんなでふりかえりもしていました。「はい、集合」と皐月さんに言われて。眠かったですが(笑)。毎日同じことをみんなでやっているのに、それぞれいろんな感想があって、とても興味深かったです。

(皐月)
矢儀くんはほぼ3年関わってくれていて、どの学生よりも長い。カフェ全体を考えて、参加し始めた昔と今とで何か違いはある?

(矢儀)
「守備範囲」は広くなりましたよね。関わる人数が増えたことで、ひとつイベントをやるにしてもやりやすくなりました。きんみらやオンラインサロンなど活動の範囲も広くなりましたし。

漠然となんですが、でも確実に変わっているんですよね。

何だろう?「多様性」かな? 

最初は「直線的」というか。例えば「NPO法人化する」時も、ゴールが明確に定まっていて、みんなでひとつの矢印にグッと向かう感じがありました。

今は、カフェのメンバーそれぞれがやりたいことをやっている。前はひとつしか矢印がなかったのが、いくつもできている。部会がたくさんできたのもその表れです。メンバーそれぞれの特性・得意分野を生かした活動が増えてきました。団体の一貫性というよりも、個人の多様性みたいな、そんなのが出てきた感じがします。

何となく、分かりますか?

(皐月)
分かる、わかる。

車で例えたら「ハンドルに遊びができた」みたいな感じ? 今までは遊びの部分が全くなくて、右に曲がるっていったら、みんなぐわっと曲がる。それが今少し遊びが出てきたイメージかな。

それって、ポジティブに捉えていいの?

(矢儀)
もちろんそうです。

ひとつの矢印は求心力はありますが、「遊び」の部分があるということはいいことです。やっている時はあまり意識はしていませんでしたが、言葉は悪いですが、ひとつの矢印は窮屈なところがあったのかもしれません。団体として、柔らかくなったかなとも思います。

(皐月)
そうなったきっかけって、何かあったんかな…

(矢儀)
ひとつあるのは、(2018年4月から)NPO法人としてカフェがスタートします、となって、団体としてどうしていくかみたいな模索があって、今もありますが(笑)、そんな中昨年の秋に、皐月さんが「NPO法人の代表を降りたい」という話があって、それから各々自主性を伸ばそうという流れになりました。

前者の法人化プロセスよりも、後者の方が影響は大きくて、これまではひとつの矢印の先に皐月さんがいらっしゃって、旗を持っていたのがちょっと弱くなったというか。いつまでも旗を追いかけていたらダメなんだということが分かって。

(皐月)
多分、僕が持っている旗がちっちゃくなったんだろうな。今まではでっかすぎて、どこからでも見えていた。僕はその旗を引っ込めたつもりはないけど、小さくはしたよね。見えにくくしたというか。

(矢儀)
それで、メンバーの意識も変わって、強制的にではないけど、あり方が変わった、転換点にはなりました。

(皐月)
団体の移り変わりという話でいくと、NPO法人化した直後の2018年春に、今期理事もやってくれている、今の2回生の代、当時1回生の松橋くんや諏訪くんや真穂とかがメンバーに加わってくれたのがすごく大きかったと感じています。

私たちの成長曲線が右肩上がりであるとすれば、あの子たちが入ってきていなかったら、角度がもっと鈍化していたと思う。あの子らがいてくれたからこそ、矢儀くんたちのリーダーシップが発揮できる場もできた。団体としては本当にラッキーだったと思う。

(矢儀)
ほんと、そうですね。あの代は、ブースターというか、タイミングもちょうどよかったですよね。

(皐月)
あの子たちがいてくれてから、大内くんみたいな子も引っ張ってきてくれたわけだし、大きな影響をもたらしてくれたな。

まあ、あやねちゃんは突然変異型で、ちょっと枠からはみ出しているけど(笑)。

(矢儀)
確かに、今までのカフェメンバーにはいないタイプですよね(笑)

(皐月)
矢儀くんへの問いかけは、一旦これで最後になるんだけど、次の学生代表の大内くんに何か引継ぎとか、伝えておきたいことはありませんか?

(矢儀)
大内には全部任せておいていいと思っているんですよね。変に僕が何か言うよりも、そのままやってくれた方がうまくいくだろうなと。

彼とは共通点も結構多いんです。ひとつは「塾講師のバイト先が同じ」だということ。彼は教室リーダーという重責も担っています。僕は、それを打診されて辞めたんですが(笑)。

他にも、「カフェメンバーから連れてこられたもの同士」ということ。もともと外部の人間で、「カフェ、何それ?」から始まりました。

(皐月)
外様みたいなイメージかな(笑)。

外様と言ったらまあみんなそうなんだろうけど、言い換えると「僕を介さないでカフェに来た」ということよね。アザレアの歓迎会とかでは、僕が直接紹介しているからね。一方、矢儀くんや大内くんはメンバーからの紹介なので違う。今、紹介の方が増えているよね。メンバーが勧めてくれるというのは、とてもいいことだと思う。

(矢儀)
あとひとつは「オールマイティさ」ですかね。仕事があったら、何でもそつなくこなす。この前のデザイン部会の課題も、出してきてくれたクオリティにびっくりして。何をやらせてもソツなくこなす。あと、僕にはない安心感もありますし。僕の「進化版」ですね。僕よりすごいということで。

(大内)
いやいや(笑)

(皐月)
あと付け加えるなら、ヤギとプーさん(大内くんの愛称?あだ名?)という「動物繋がり」もあるかな。共通点の4つ目にこれも加えて欲しい(笑)

(矢儀・大内)
動物(笑)

(皐月)
じゃあ、大内くんの次も「動物」じゃないといけないってこと?(笑)えっ、あやねちゃん? あやねちゃんは動物を超えた「超人」みたいだもんな。

(矢儀)
あやねちゃんは「宇宙人的」ですからね(笑)

(学生代表を決める)指名委員会でもメンバーと話をしていたんですが、僕の代わりを探すというわけではないんですが、それでもあんまり方向性が変わらない人がいいなと思った時に、大内くんがいいよなという話になりました。

(皐月)
そのコンセプトはすごく的を得ていると思う。まだNPO法人として2期目だし、まだまだ新しいことをやりたいと思っているので停滞感は感じていない。これが安定期に入った団体だったら「劇薬」的なリーダーもいいけど、まだ現時点なら安定感というか、テイストがあまり変わらない方が僕もいいと思う。

(矢儀)
「守りつつ、攻めれる」みたいな。大内ならやれそうです。

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続きは、明日アップする予定です。お楽しみに!



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