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人は一日一日をどう暮らせばよいか

 日本の数学者,岡潔が大学の教養科目として1971年度に開講された講義から引く

人は一日一日をどう暮らせばよいか
こんなことは普通、放っておいても自ずからよろしきにかなうことで、
問うまでもないのですが、いま[1971年]は普通の時代ではありません
実際、この講義の最後に毎年、作文を書いてもらうのですが、
それを読んでいますと、みなさん口々に「来る日も来る日も生き甲斐が感じられない」と嘆いているように聞こえます
みなさんにとって、一日一日をどう過ごせばよいかが、深刻な問題になってきている(強調は筆者)」。
岡潔,森田真生 『数学する人生』(Kindle Locations 209-214). Kindle Edition.

 約50年前から既に,大学生が「一日一日をどう過ごせばよいかが、深刻な問題になってきている」「普通の時代」ではなかったのか...

 岡潔の思想にこの時代を生き抜くヒントがある気がしている.

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