直感と論理をつなぐ思考法

BIOTOPE代表 佐宗邦威さんの著書。

ーーーー

圧倒的な結果を出すチームの裏にあるのは,論理や分析ではなく「妄想」。

海外では実現可能性がなくてもビジョンとし,まだ見ぬ世界と現実を重ねている。

海外発で「あったらいいな」が生まれるのは,そういった背景があるのかもしれない。


「妄想」を引き出すためには「余白をつくる」ことが重要だという。

手っ取り早い余白は自分の感情をノートに書き込むこと。

その余白はデジタルツールではなく,「紙のノート」に勝るものはないとのこと。

確かにサッとメモするときは未だ紙が多い。またタブレットでは他の誘惑があるので集中できない。

紙と向き合うことで集中するべきものと余白が見える気がする。


とは言いつつも,スケジュール管理は通知やいつでも確認できるスマホアプリが良いとのこと。

その予定には他人の侵入を受けない「自分モード」のスケジュールを予約して空間的な余白をつくる。

忙しさに甘えて妄想しない時間は勿体無い。

自分の時間をつくろう。

ーーーー

哲学者デヴィット・ヒュームは「理性は感情の奴隷である」と言う。

この解釈は人それぞれだが,今回の著書もこの哲学に当てはまる部分もあると感じた。


いただいたサポートは写真で社会を楽しくする展示会や写真講座の活動に使わせていただきます!