人生はROCKだ。

今から29年前

1993年6月9日

令和の世の天皇陛下と皇后様の
ご成婚パレードがあり

ずっと雨だったのに
パレードの瞬間だけ晴れて

それは、それは綺麗な妃殿下を
テレビで見ながら
私はマクドナルドのハンバーガーをかじっていた。

親戚が家に集まって
バタバタ支度をしていた。

その日は、学校も祝日扱いで休み。

だけど、
だから、
私は準備をしていた。

私の名前はコハラ　ヒデミだけど

コハラ　ヒトミ　って人がいた。

凄く綺麗で、爽やかな人だった。

私より5個ぐらい歳上だったかな？

パレードを見ながらマクドナルドをかじっていた私は、ヒトミお姉ちゃんの葬儀ね準備をしていた。

交通事故だった。

ヒトミお姉ちゃんの父は癌末期で、
ずっと入院していた。

細りきった叔父さん。

病院から外出し
ヒトミお姉ちゃんに対面した姿が忘れられない。

当時、ヒトミお姉ちゃんの彼氏だった人が
祭壇に駆けつけた。

その姿も忘れなれない。

でも、忘れかけてたんだ。

ご成婚パレードのニュース見て思い出した。

ヒトミお姉ちゃんの生前の姿も
あの日のことも。

現実は残酷だ。

だけど、私は生きてる。

ヒトミお姉ちゃんの家族たちは
叔父さんが亡くなったり

私の祖父が亡くなったりしてから疎遠になった。

亡くなった人の分まで生きなきゃ。

よく聞くけど、改めて思った。

私は贅沢で、欲張りで
今の幸せを忘れそうになってる。

でも、思い出した。

私は幸せ。

ヒトミお姉ちゃん。
思い出させてくれてありがとう。

綺麗なお姉ちゃんに憧れてたよ。

特別御朱印

先日、母と出かけた。

母が好きなアルフォンス・ミュシャを巡る旅。

母が「久々に楽しかった」と言ってた。

ちょっと意外。

ずっと怖かった母。
母に対するブロックから
なかなか抜けられなかった私。

最近、やっと、大丈夫になってきた。

でも伊吹山に近づいた時に

「パラグライダーがしたい」と言い出した。

パラグライダー？！

母の事、私は全然知らないのかもw

元気なうちに一緒に行かないとな。

まだまだ歩くよ