障害者と感じさせない環境があったに過ぎない

【前書き】
「障害者」って単語は幅広過ぎるので、タイトルの「障害者」ってのはあくまでトーヤレベルの自閉症スペクトラムの事として読んでください。
ただ、将来的には如何なる障害があってもそれを「障害」と呼ばない世界は来るべきだし来ると思っています。


今、サイバーセキュリティのお勉強をしてるんだけど、その授業でこの件が紹介された。

これって、障害者雇用の話。
しかも、2015年。
これのどこがサイバーセキュリティに関係があるのか?
その授業はサイバーセキュリティの中でも「セキュリティ心理学」の講座だったの。
それって、システム的にどう守るか?と言うよりも、最大の脆弱性は人間な訳だし、実はシステムの障害やウィルスの原因の98%は人間のミスな訳です。
それを巨人の星宜しくで「根性」「気合」で乗り越えようとするからこんな目に合うのよ、って授業(笑)

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その授業では人間の弱さは大前提で、その弱さがあっても大切なものをどうすれば守れるか、って事を教えてくれるものだった。
そこで、障がい者雇用の話が出てくるんだけど、つまりは
能力差に関係なく実行できる仕組みづくり
の例としてのお話だった訳です。
(これは、障害者が能力が低いという事を言いたい訳じゃないってのは動画を見て貰えば分かると思います。)

んでですよ、その授業はセキュリティ心理学の視点から見た仕組みづくりにフォーカスしてこの動画を紹介してくれたんだけど…これがまぁ、いろんな角度から見れる動画で思う事が山ほどあった訳です!

仕組みを作らねばならんって事は、その仕組み自体がマズいんです。
んじゃ、その仕組みはどうやって作られたかと言えば、その組織だったり責任者だったりするんですが、その作る際の考え方がこれなんす。

教えてたつもり

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この言葉を聞いた時、色んなシチュエーションが浮かびました。
・利用者さんに何かを教えてた時。
・後輩に仕事を教えてた時。
・娘に勉強や家事を教えてた時。
んで、分かって貰えない度に
「こいつはダメだ」
って思ってたな、と。

んでね、んでね、なぜトーヤはそんな人をダメだって思うかを考えたんですよ。
すると一つの答えが。

トーヤはたまたまダメにならない環境で生きてきた

って事なんだ、と。
たまたまトーヤがダメだと感じずらい環境に身を置いてただけだ、と。
その環境の最たるものは、トーヤの幼少期がそうだったと感じた訳です。
幸か不幸か、トーヤは鹿児島の生まれ。
鹿児島ってば、なかなかの男尊女卑だから長男はマジで王子様扱い💓
その王子様が頭狂ってるってのは断じてならない事なんです。
そんなものは家族総出で認めない訳です。
ましてや長男だと家計総出で認めちゃダメな訳です。
なので、両親はちょっと頭おかしい事に気付きつつも、その頭がおかしい状態でもやっていけるように環境やメンタルを整えてくれてたって話なんすよ♪
「お前はダメだぁぁ!!!」
と、言えない環境だったんですね、実際ダメでも(笑)
例えば、どれだけドジで色んなミスをしたとしても全て笑い飛ばす!
変にこだわりがあって、男子なのに家庭科部に入ろうが、りんごの皮むき大会があったら0時過ぎまで練習したとしても特に咎めない…みたいなね。
あ、小学2年生の時に、「ウェディングベル」って曲を歌ってたら父親に演歌歌えって殴られた事はあるな…

ただ、今振り返ればこれは甘やかしのようで甘やかしではなく、ただ単に
「認めて受け入れた」
だけなのよね。
多様性や障害も本来そうすべきなんだけど、間違って解釈する人は甘やかせになっちゃう。

最後のこのシーンなんて、場合によっては厳しすぎるって非難されるんじゃないかって思うのよ。

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5500枚のノルマに対して、10枚足りなかった、と。

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んで、そのたった10枚であってもノルマは未達成である事をしっかりと教える、と。
そして、言われた本人はそれを当然だと認める。
それは、きっとこの障害者の方を信じて受け入れて、なにより認めた証なんだと思う。
いやぁ、トーヤは娘を甘やかせまくってるなぁ…
全然認めてないなぁ…

と、
自分自身悔しがるのはまた自分を認めてるんだと思うので、明日からやり方変えてみるぞ♪

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