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【CRAFTSMAN PREVIEW vol.01】アカトシロ玉井 厚さん

住まいの道具研究所では、様々な職人さんとコラボレーションをして住まいの道具づくりをしています。

今回は、タモの引き手ほか、木工の道具づくりを一緒にしてくださっている

家具屋  アカトシロの玉井厚さんをご紹介させていただきます。

アカトシロ玉井厚さんとは

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玉井さんは、松前町生まれ。
2004年から飛騨高山で8年間木工の修行をし、2012年帰郷。
製作活動をしながら、2014年に「家具屋アカトシロ」を立ち上げました。

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今、イチオシなのは、こちらの「ゴイチ」。
座る・足置き・うつぶせ・肘置き・まくら「5つの機能」がある低座椅子です。

布地部分を、さまざまなアーティストさんや工芸とコラボされています。
写真は、僕のラクガキを仕立てていただいたものです。

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そんな玉井さんとの出会いは、2016年に僕が企画した「ファンピクニック」というイベントでした。

それ以来、家具づくりやオリジナル商品づくり等、関わっていただいています。

「タモの引き手」はどうやって生まれた?

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「タモの引き手」は、建具にはめてつかう住まいの道具です。
はっきり言って、とってもニッチな商品だと思います(笑)

通常の建具だと、引き手部分はステンレスなど、ヒヤっとする素材でつくられていることがほとんどだと思います。

毎日さわる引き手。

ドアをあけるたびに優しい気持ちになれるよう、
触り心地のよい無垢の素材でつくってはどうだろう?

そんな想いから誕生した道具なのです。

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僕と玉井さんの共通意識としてあるのは、
つくりだすものはあくまで「道具である」ということ。

「使い勝手がいいもの」
「使っていてケガをしないもの」
が大前提です。

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面の幅は何mmにするか? さわり心地は?

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なるべく薄く仕上げたいけれど、強度も必要。
その絶妙なラインはどこにあるか?

常に自分に問いただしながら、ベストを探し続けます。

同じものを、繰り返しつくるために

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家具屋は実は、危険と隣り合わせ。
高速で回る鋭い刃物、重たい機材etc...

安全なものをつくるのは当たり前ですが、
自分たちが作業する際も、安全に気をつけなくてはなりません。

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そして、さらに同じものを均一でつくり続けなくてはなりません。

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そこで必要になってくるのが「治具(じぐ)」です。
写真は、「タモの引き手」の治具。

タモをしっかりと固定させ、同じように仕上げるために大切な道具です。

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工場の壁を見ると、たくさんの治具が並んでいます。

玉井さんの想いと工夫がいっぱい詰まった、カッコイイ道具です。

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僕はよく、職人さんの工場にふらりと行っては
おしゃべりをして帰るのですが

このように、たくさんの工程を経て、
真摯にものづくりをしている姿を見ると、
「もっとたくさんの人に、職人さんたちの想いを伝えたい」
という衝動にかられます。

住まいの道具にこだわれば、暮らしが豊かになるということ。
住まいの道具のうつくしさは、職人さんのていねいな手仕事からうまれているということ。

「住まいの道具研究所」から、そんなメッセージをお伝えできたら嬉しいです。


オーダー、お待ちしております

お気軽にご相談ください。


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建築家 / 一級建築士 / 住まいの道具研究家 建築家として活動している日々から学んでいることや、住まいにまつわるプロダクト(道具)を研究していことなどを綴っていきます。 住まいのプロダクトの販売店「住まいの道具研究所」https://www.sumai-dogu.com/運営

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