田中 ひではる
5月病
見出し画像

5月病

田中 ひではる

 もちろん僕のことではない、僕は運がいいことにとても元気だ。
 今年の4月から特別支援学校卒業生が7人、うちの生活介護に来られている。ほとんどが八幡にある「ふぃっと」の利用だ。

 利用開始から2ヶ月が経ち、みんな少しずつ変化が出てきた。
4月から生活が大きく変わり、みんな順応しようと頑張っている。それがそれぞれに色々な形で現れてきた。

 他利用者の声が気になって建物に入れない人、道路に飛び出してしまった人。幸い怪我などはなかったが、生命や怪我に関わる問題は徹底的な再発防止策が必要だ。
 しかし建物に入れないのは大きな問題ではない、と言ったら語弊が生まれるけど…
それが今、本人にとっての自己防衛手段だと思えば、順応しようと努力した結果なのだ。

 もちろん「これでも良し、あとは本人の気持ちが変わるのを待つのみ」とは思っていない。ここから先はご家族や他事業所、ご本人の生活歴を聞きながらアプローチできる方法を探していくだろう。

 一方、スタッフも大きな生活の変化があった人もいるけど、チームで協力しあいながら乗り切ってくれている。
 事業所で1番重要なことは「チーム力」だと思う。なんでもできるスター選手がいるに越したことはないけど、そんな人は稀だし、もしその人が抜けたらチームごと崩れてしまうようでは、ご利用者に安心して利用していただくことはできなくなる。

 僕の好きな言葉で、「早く行くなら一人で行け、遠くに行くならみんなで行け」という言葉がある。
 生活介護やグループホームはご利用者にとって"生活インフラ"ともいえる事業だ。
そんな事業をやっている以上、長期で運営できる体制、すなわち"遠くに行く"必要があるのだと思う。


「ふぃっと」の名前の由来

 事業所内にある運動スペースやプールで体を動かしリフレッシュする。いわゆるフィットネスの「フィット」と。
 ご利用者が僕たちに合わせるんじゃなく、支援者がご利用者に合わせて支援を行います、という想い。英語で、人と人の相性が良い時「fit」は常用語らしい。

 この2つの意味付けと、やわらかい表現になるひらがなで「ふぃっと」。
なんとダブルミーニングなのだ!

終わり

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
田中 ひではる
【これから一緒に働く人、今一緒に働いている人】に向けての日記 1983年生まれ 株式会社障がい者ライフサポート 代表 広島市佐伯区で障害福祉サービス事業を経営 会社HP https://funny.hiroshima.jp/