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太陽光発電の良さ

皆さんは太陽光発電と聞いてどんな印象をお持ちでしょうか?今では太陽光投資という言葉もあるほどです。今回は太陽光発電の良さに関してお伝えしたいと思います。

太陽光がエネルギーになるのはなぜ?

太陽は、みんなが住んでいる地球から、約1億5,000万Kmもはなれた場所にあります。それだけ遠くにある太陽からどうやって電気をつくりだすのか?というと、工場などの大きな建物や家の屋根、山や海のそばなどに、黒っぽい板のようなものが、たくさんならんでいるところを見たことはないかな?その装置が、太陽光を電気に変えるソーラーパネルなのです。

さらに、ソーラーパネルを近くでよく見てみると、小さな板に分れていて、その小さな板が「太陽電池(たいようでんち)」なのです。太陽電池に太陽光が当たると、太陽電池のなかで変化が起きて、電気をつくる(発電する)ことができるんだ。太陽電池は、太陽光が当たっている間は、ずっと電気をつくることができるという仕組みです。

太陽光発電の研究はいつから始まったの?

太陽光から電気をつくる太陽光発電はとてもすごいことだけど、実は、いまから約180年も昔から研究は始まっていました。1839年、フランスのアレクサンドル・エドモン・ベクレルという学者が、金属の板に光をあてると電気が発生することを見つけ、1883年には、アメリカのチャールズ・フリッツという発明家が、太陽電池のもとになるものを発明しました。

日本では、1955年に初めて太陽電池がつくられ、3年後の1958年には太陽光発電システムとして実用化されました。その後、1970年代から世界中で太陽光発電の研究がさかんになり、いまでは世界中のいろんな場所で、太陽光発電が行われています。

太陽光発電投資のメリット

太陽光発電投資は、太陽の光で発電した電気を電力会社に売電することで収益を得る投資です。
太陽光発電投資がおすすめされているのは、国の後ろ盾があるからです。
というのも、国が定めたFIT制度(固定価格買取制度)という、一定期間は同一価格で電気を買い取ってもらえる制度があり、太陽光発電投資に使われる産業用太陽光発電所の場合20年間は安定した収入が見込めるので、初期費用回収シミュレーションや収益計画が立てやすいのです。

しかも太陽光発電投資は、投資をするための難しい知識が必要なわけではなく、面倒な定期メンテナンスも一括でお任せすれば煩わしい管理をしなくてもいいので、投資初心者の方でも始めやすい投資となっています。

太陽光発電は儲からない?太陽光発電投資のデメリットとリスク

太陽光発電投資のデメリット・リスクとして、一番にあげられるのは売電価格の低下なのではないでしょうか。

もともと、再生可能エネルギーの普及を目的としてFIT制度(固定価格買取価格制度)は始まったのですが、国民の税金負担軽減や太陽光発電システム自体の価格が安くなったことで、売電価格が年々低下しているのです。

売電価格が低下すると収入が減るので「太陽光発電投資としては儲からない」と思う方が多いのではないでしょうか。
しかし、設置費用がFIT制度開始当初に比べて1/3程度安くなったことから、10年前と変わらず投資回収期間は約10年間と言われています。

FIT期間の残りの期間は売電収入が全額利益となり、売電価格が低下しているとは言え利益は出ます。なので、「儲かるか」と言われれば儲かります。
太陽光発電投資のもうひとつのデメリットとして、『2019年問題』と言われているFIT制度終了後の方向性がしっかりと決まっていないことが挙げられます。

2009年から始まった余剰電気買取制度が適応された住宅用太陽光発電所のFIT期間が終了するにも関わらず、先が見えない状態となっています。
とは言え、再生エネルギーの普及という点で考えると、今後太陽光発電の需要がなくなる可能性はありません。

デメリットも多い太陽光発電所ですが、長期的な視点みると、環境に優しくエネルギー問題にも貢献できる太陽光発電はデメリットやリスクよりもメリットが多いと考えられます。

太陽光発電導入のチャンスはこれから!

太陽光発電は、これから導入へのハードルが下がるといわれています。費用や設置方法などの点で、今がチャンスといわれる理由とは何でしょうか。

費用が安くなる

住宅用太陽光発電では、固定価格買取制度が始まった2011年の住宅用太陽光発電設備の平均設置コストが約47万円/kWhだったのに対し、2015年では35万円/kWhと約25%も低下しています。

産業用についても32.5万円/kWhから25.1万円/kWhと約22%低下しています。太陽光発電設備の価格は、1kWあたり30万円~40万円といわれていますが、政府はさらなる太陽光発電の普及拡大のため、2020年以降、早期に1kWあたり20万円台を目指すとしています。

例えば、住宅用太陽光発電の平均設置容量4.9kWを設置する場合、4.9kW×20万円=98万円となり、100万円ほどで太陽光発電設備を設置できるようになります。設備費用が安いと初期費用の回収期間も短くでき、早期に利益を出せるでしょう。また、調達価格等算定委員会によって決められる買取価格は、太陽光発電の設置費用が下がっていることも加味して決められています。

市場価格に対してメリットが出るようになっているため、買い取り価格が年々下がっているからといって損をすることはありません。

設置方法の多様化

太陽光発電といえば、住宅の屋根や広大な土地に並べて設置する方法が一般的です。しかし、太陽光発電パネルの発電効率向上によって、同じ出力であれば以前よりも小さな面積での設置が可能になりました。

また太陽電池の薄型化や、フレキシブル化によって設置する場所の制約が少なくなってきています。今後は住宅であれば建物の壁面やカーポートの屋根の上、産業用ならば貯水池や池・沼の水面など設置場所は多様化していくでしょう。

政府も、太陽光発電の導入を促進するためにさまざまな規制緩和策を検討しており、広い遊休地ではなくても、少しのスペースで導入できるようになることが期待されています。

進化を続ける太陽光発電の今後

太陽光発電は、電力の売電収入を目的とした導入から、エネルギー自給自足のための活用へと進化する見通しです。では、これから太陽光発電を導入する場合は、どんな点に着目して選べば良いのでしょうか。

蓄電池との併用

夜間や天候不良時には、発電できない点がウィークポイントといわれる太陽光発電。エネルギーを自給自足するためには、蓄電池との併用が必要です。蓄電池を活用すれば電気を蓄えることができるので、日照のない時間帯や災害時に電力供給がストップした場合でも、自家発電の電気を使うことができます。

以前は、蓄電池も高額な設備でしたが、近年、比較的安い製品や高性能な機器も登場しています。太陽光発電で電気を創り、蓄電池で貯めた電気を使いながら足りない分だけ電力会社から購入するというシステムが一般的になるかもしれません。

発電コストの低減

太陽光発電パネルの発電効率は年々上昇しています。発電効率の向上は発電コストの低下に直接つながるだけでなく、年間どの程度発電したかという指標になる設備利用率も毎年少しずつですが上がっています。

パワーコンディショナーも大きな技術的進歩が期待されています。パワーコンディショナーに内蔵されている「インバーター」という装置には、太陽光発電パネルで発電された直流電力を交流電力に変換する役割があります。従来はシリコンの素子が使用されていましたが、さらに効率の高いSiC(炭化ケイ素)の素子を使用したパワーコンディショナーが出回り始めています。
そのため、同じ出力の太陽光発電でより多くの電気を発電することが可能になってきました。

まとめ

太陽光発電に関しての内容いかがでしたか?太陽光発電を用いての投資に関してはまだ需要はあると思いますので、興味がある方はぜひ実施してみてはいかがでしょうか。

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