シンプルにすれば事業は伸びる

2015年から約8年取締役をやってきてなんとか上場できる規模にまでなりました。その後山田進太郎D&I財団のCOOとしてSTEM領域のジェンダーギャップ解消に取り組んでいますが、個人的にいくつかの会社の事業をお手伝いもしています。

その中で自分が提供していることはなにか?なにができるのか?を考えると「シンプルにする」ことだなと思います。

そして、シンプルにすることで事業が伸びる、会社が成長するお手伝いをしています。
実際、お手伝いしている会社が短期間で3倍の売り上げになるなんてこともよくあります。

事業を伸ばすのになぜ「シンプルにする」のが重要なのか?
「シンプルにする」というのは単純にすることとは違います。さまざまある事業の数値や定性的な情報などから本当に重要な「取り組むべきこと」を決めることでもあり、最もコアな部分にリソースを投下するという決定をすることでもあります。

この時に重要なのは、
やらない(=重きを置かない)ことを決めること、そしてやらないことに多少課題が出てきたとしても本当に対処すべきか?を考えること、場合によっては課題をわかっていながらスルーするということでもあります。

例えば、サービスの料金がいくつか存在することはたくさんあります。それも顧客からするとパッと見ではわからない違いなのに、複数プランがある状態です。
もしこのような状態だった場合、私ならプランを1つにしてしまうことから始めたりします。なぜなら顧客に買ってもらうまでにありえる障壁をひとつでも取り除きたいですし、迷うポイントを減らしたい。また契約後のオペレーションなども簡素化することでサービス提供に集中できるというのもあります。
「説明すれば理解してもらえる」というのは、逆に言えば説明しなければわからない、ということです。こういった小さいけどどんどん良かれと思って改善されてきた結果、複雑になり、フォーカスがわからなくなったり、売れにくくなったりします。だからシンプルにする。

でも、これって社内の人だとやるのが難しいことも多いです。今までの背景もあるし、それにシンプルに、たった1つか2つのことにフォーカスするとなった場合に、「あれ?あの人ってなにやってもらうんだっけ?」と別の論点も出てきてしまいます。それでも少ないリソースだからこそ、シンプルにすべきです。

繰り返しますが、
シンプルにするとは、単純化することではありません。むしろ徹底的に本質を追求するし、徹底的に事業が伸びるためにレバレッジがかかるポイントを探すことになるし、いろいろなことに手をかけたくなる欲望にかられることにもなります。
また「こういうことをしたい」という社内からの魅力的な提案についても、いったん今はやらないという意思決定をすることは増えます。

それでもシンプルにするのは重要です。
シンプルにすればやるべきことは明確になるし、制約ができることで画期的なアイディアが生まれることもあります。なによりも売上が一気にあがったり、利益が何倍も出たりと目に見える効果が大きいです。

これを多くの会社で味わって欲しいですし、やはり良いサービスは広まってほしいので、関わった会社や事業をシンプルにすることにこだわっています。

ということで、これから私は副業として「Simplify Advisor」 になります。

もし事業を伸ばしたい、会社を成長させたいという経営者の方いましたらお気軽にXでDMください。もしくは以下のアドレスにメールいただければと思います。

email : ishikura1982@gmail.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?