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ちょっとでも「自分の居場所」を見つけやすい社会だといいよね


あっという間に12月ですね。
今年はコロナの話ばっかりであっという間に1年が終わってしまった気がします。今年の4月以降で、何回リモートワークの話をしたかわからないくらい。少なくとも社会が大きな変化を迫られた年であったなーと思います。

そんな中、bosyuさんから「"私とbosyu"をテーマにアドベントカレンダーやるからトップバッターよろしく!」と言われまして、このnoteを書いています。(全く関係ないですが、「私とbosyu」というテーマを聞いたときに「部屋とYシャツと私」と「論語と算盤」の2つの言葉?が頭をよぎりました)


さて、いきなり本題ですが、なんで僕がキャスターという会社を経営しているのか、bosyu事業をやっているのかを考えてみるとタイトルに書いてある言葉なんですよね。

1人でも多くの人が「自分はここにいていいんだ、自分が求められているな、と思う居場所を探しやすい社会だといいよね」ということです。


違和感があるまま暮らしてきた



僕は、正直小さい頃からずっとなんとなく周囲の環境に違和感を持って暮らしてきました。別にすごい不幸なことがあったわけでもないし、ちょっと道を外れて反抗するようなことはなかったのですが、ずっと違和感はあったんですよね。(以前の話は過去のnoteでもいくつか書いてますので興味あったら読んでみてください。これとか)

当時は何にそう感じていたか全然わからなかったんですが、今思うと「大人や誰かが作った常識と思われているもの」への違和感だったのかな、と。
なんとなくそれは違うんじゃない?と思うことが小さいけどたくさんあって、それを否定しながら、もしくはやや避けながら生きてきたのだと思います。


すごい小さい例ですが、
「お兄ちゃんだから我慢しなさい」と母親によく言われていました。でも、なんでお兄ちゃんだから我慢しないといけないのかわからなかったんですよね。(正直、今もわからないんですが)

学校でも「みんながこうしているんだから」とか「普通は、、、」みたいなこと先生の言動に納得いかないことも多かった。
社会人になっても「もっと他人の気持ちに寄り添って...」とよく言われたりしてたんですが、他人に寄り添い方がわからないから困っているのに、誰も他人への寄り添い方を教えてくれないし、ましてや「他人の気持ちに寄り添って」と言われている僕の気持ちには寄り添ってくれているのかい?と思うことも。


別に、何か決定的な不自由があったわけではないんですが、なんか違和感というか引っかかるものを感じつつ、「居場所がないなー」と感じていたんですよね。。


居場所がないなら作ろうか


すごく起業家っぽい思考なのかもしれませんが
「居場所がないなら作ってしまおう」「新しいルールを作って社会に合わせてもらおう」と思ってしまったんですよね。
でも、それは会社員の事業として作るのは難しそう。じゃあ起業するか、ということで起業しました。残念ながら本当にそれだけの理由です。

崇高な「社会を変える」とか「イノベーションが」とかありません。
自分がなんか住みにくいから、自分が住みやすい環境を1つくらい作るか的なスタートです。


自分1人で起業したわけですが、仕事を通じてキャスターに出会い、おんなじようなこと考えている人がいるなーと思ったのが、現代表の中川で。中川に誘っていただいたのもあってキャスターに自分の会社ごとJOINして早5年が経過します。

その中でほんとうにたくさんの仲間にキャスターに入ってもらって、一緒に仕事しているんですが、キャスターのメンバーを見ていると「今までの社会人生活は苦しかった」「なんか違和感を感じていた」みたいな人が結構いたんですよね。。簡単にいうと、社会の当たり前とされてきていることが納得いかんと思うような人が。

最初は「自分が生きやすい環境を1つくらい作るか」と始めたわけですが、こんなに世の中には「常識っぽいもの」や「当たり前とされるもの」に違和感を持っている人がいるんだな、と。
そしてその人たちが「ここは居心地がいい」と思える環境が作れるのであれば、すごくやりがいのあることだなと感じるようになりました。
なので、正直、今大変なこともあるけどなんとかキャスターの役員をずっとできているのは、メンバーたちのおかげなんですよね。みんな、ありがとね。


「自分の居場所」ってなんだろうね



自分の居場所っていうと難しいんですが、人それぞれ違うものです。例えばこんな感じですかね。

- 自分がいてもいいと感じられる
- 自分がおかしいと思うことを発言できる
- 必要とされていると感じる
- 無理して周囲と合わせなくていい
- 貢献できていると感じる瞬間がある
etc...

僕の場合は、なんでだっけ?と思ったことがちゃんと立ち止まって意見言えるとかそういうことなんですが、、人によってそれぞれだと思います。

ただ、僕のように「じゃあ自分に都合の良い環境を作ってしまえー」と思う人はマジョリティではないとは思います。だってそれが理由で起業するってなかなかですからねw
どんだけ嫌だったんだという。


転職することで得られる人もいるでしょうけど、なかなかそうもいかない人もたくさんいると思います。
でも、日々生活している中で、多くの人が「自分の居場所」を感じられる瞬間を作れたらいいなと思っていて。だからbosyuだったりbosyu Jobsをやっているんだと思います。


自分には普通のことだけど他の誰かにとってすごいことはみんな持っています。なかなか気づかないんですけどね。
それをbosyuを通すことで、価値としてわかりやすい「お金」というものと交換することで、「お、こんな自分のなんでもなさそうなことを喜んでくれる人いる」と感じてくれる人が増えたらと思っているし、bosyu Jobsを使うことで「自分にとって居心地の良い環境」をなるべく多くの人が見つけやすいようになったらいいなと思っています。
だから、書類選考とかそういったものをなくして、興味がある会社の人と「まず話してみる」ことからスタートした方がそういうことが実現できそうだよね、という思想でプロダクトができています。(理想の姿には、まだまだなんですけどね)


最後に


もちろん僕も長く生きていると、常識的なものや当たり前のようなものが出てきます。そしてそれを他人に強要してしまうこと、無意識に求めていることもあるかもしれません。

どう話し合っても気の合わない人、意見の合わない人もいるでしょう。

それでも、お互いが「自分にとっての居場所」的なものが1つでも生活の中にあれば結構ご機嫌で暮らせたりするのかもね、と思っています。
全ての生活をノーストレスにするのは難しいかもしれないけど、1つだけでも、ちょっとの時間だけでも「自分の居場所」を感じる場所がみんなにある社会、そしてそれを他人にとやかく言われない社会は、わりといい社会なんじゃないかなと思っています。

僕はたまたま仕事やキャリアと呼ばれる領域で仕事しているので、仕事やキャリアの面からそういう「居場所」を作っていければと思いますし、自分たちが運営する会社やサービスを通して、居場所を見つけられる人が1人でも増えたら嬉しいですね。
2021年もそんなことを考えながら仕事できたらいいですね。



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