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コーチングスクールに入ってみた。

コーチになる!って決めて、とにかく最速でコーチになりたい!って思い、コーチングスクールを探しました。
その中で一番、条件に合いそうなスクールを見つけて申し込みました。

条件としては
・仕事が終わってから参加できること
・もちろん通えること(この時は単身赴任で川崎に住んでいました)
・リーズナブルな金額であること
・独立前の2012年内にコーチと名乗れること

申し込んでから、スタートするまで待ちきれないくらいコーチングスクールでの学びはとても楽しみでした。
 多分、受講生の中で、私1人 異様なテンションだったと思います。
というのも、「プロコーチを目指す!」って前のめりだったのが、受講生20名くらいの中で私1人で、皆さんは仕事に活かしたい、人間関係に活かしたい、という感じだったと思います。

もう退職日は決まっていて、プロコーチを目指してます、そのためにスクール参加してますと言ったら、皆さん驚いてました。
講師の方も驚いてました、その時の私はプロコーチとして活動することがどんなに大変かということもわかってなかったし、何もわかってない、なんか勢いだけの感じだったので、まあ、そりゃ~驚かれたのは、今となっては当然だったと思います。

そして、結果として、最初に学んだスクールがここで良かったなと思っています。
みんなガツガツしてなくて、和気あいあいという感じで、でも、コーチングはしっかり学びたいという感じの雰囲気でした。

このスクールではとにかく傾聴を大切にされてました。
 講義のほとんどは、話を聞くことの大切さ、そして、相手の話を聞くためには、まず、自分と向き合うことが大事
コーチが自分の個性に無自覚だと、相手の話を聞く事は出来ない。
コーチングでは、クライアントの話を聞きながら、コーチ自身に起きる様々な感情に向き合うことが大切です、という話をされてましたが、これは本当に大切なことだったなと思います。

(コーチングプレイスでも、応用講座として自己基盤講座を開催してますが、この講座を通しても自分と向き合う大切さがわかりました)

一番最初に教えてもらった言葉が今でも衝撃で、コーチングでは、
相手のことは絶対に理解できないという前提でのコミュニケーションが大事」ということでした。

えええーーーー
コーチって相手を理解するんじゃないの?
どういうこと???
でした。

でも、徐々にわかってきました。
理解しようとすることは大事ですが、理解してると思わないこと
どんなに話を聞いても相手のことを全部理解するなんて不可能だし、理解していると思ってコミュニケーションをとることは危険
これは、コーチングだけでなく、普通のコミュニケーションでも大切なことだなと思いました。
そう考えると、不用意にアドバイスとかできないですよね。
相手の状況もわからないし、そんな中で、こちらが一方的にアドバイスしてもそれが有効かどうかなんてわからないですから。

以前、私が良く読んでいた
答えはすでにあなたの心の中にある」(ロビン・シャーマ)という本
Amazonで調べたら、2012/8/31に購入していたので、ちょうど、この考えを深めようと思って買っていたのだと思います。

なるべく、相手の話をフラットに聞いて、答えは相手が見つけてくれるように、そういう関わり方をしていこうと思いました。

 おかげで人の話をしっかり聞くようになったし、その言葉にのっている感情をしっかり聞くようになったと思います。
(といっても、まだまだ、出来てないことも多いです・・・)
(コーチなのに、全然わかってないと言われることも多いです・・・)

 ところで、コーチングを習い始めた時って、コーチング病というかあると思っています。
習う前は、話しをしていてもそれほど、相手の言葉を注意して聞いてなかったり、表面上の内容だけ意識して、言葉1つ1つに注意を向けていませんでした。
でも、コーチングを習い始めてからは、相手の言葉1つ1つに敏感になり、「どうしてそう思うんだろう?」
「本当はどうしたいんだろう?」
「その言葉の裏側に隠れている物は?」
とか、いちいち考えるようになってしまい、そして、相手に投げかけて、自分で気付いてもらおうなんていう、おせっかいなことしてしまいました。

知り合いのFacebook の投稿とかのコメントに、「どうしてそう思うのでしょう?」「本当はどうしたいの?」なんて、書いてました(恥ずかしい)
もちろん、コーチングでは質問はしますが、普通の会話では、相手はそんなに深く考えようとか思ってないのに、考えさせようとする質問を投げてきてめんどくさいやつだなーって思われただろうな。

 
 そして職場でも コーチングいいよとか、コーチング受けてみませんか?とか言っていて、だんだん私の周りから人が離れていったように思います。

特に取引先で開いてくれた私の送別会で、コーチング、コーチング言ったり、これから私は独立して1人でやってくんだ!とか豪語してたら、気がついたら私のテーブルの周りに誰もいなくなってました。
うん、今ならこれもしょうがないって思えます。
本当にめんどくさいやつだっただろうな~ごめんなさい
(あの頃の私に教えてあげたい・・・)


 大学の同窓会でも、コーチングとかストレングスファインダーいいよって言ったり、「Facebookでもなんだか怪しげな 投稿 ばっかりが上がってきてヤバいやつになってる」 ってみんなに言われたり、確実に現実世界とはかけ離れた感じになっていました。

もちろん、私は全然そう思ってなくて、まだまだ、コーチングって浸透してないな、いつかみんなにわかってもらえる日が来る、絶対にコーチングとかストレングスファインダーが当たり前の時がくる、その時は 思ってました。

でも、今、思えば、コーチングとかストレングスファインダーが怪しいのではなくて、私のテンションや言動が怪しかったんだと思えます。
怪しいのは コーチングじゃなくて私、本人だったんだっ
(そういうことに気付けるようになるのは、2014年、2年先になります)


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