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もしかして:ミスキャスト? 21.4.8

昨日のアレの前に、ここの読者がさほど興味がないであろう話をします。

先月末から、BS朝ドラ再放送枠で『あぐり』が始まった。
制作は今から24年前の1997年。ちなみに僕は27歳。若っ!

1997年がどんな年かとウィキペディアで調べてみると、ブームになったのは
ルーズソックス
キシリトール
失楽園
PHS(簡易型ケータイ)
たまごっち
ゑう゛ぁんげりおん
など。

懐かしい……。


さて、『あぐり』は、現在も主流になっている「実在する偉人の一代記」だが、この時期としては久々となる。
一週目のうちに、姉二人・父が亡くなり、悪人に家屋敷を取られ、立ち直った母に結婚を勧められるという、この時期に流行していた「異常に速い展開」。

脚本の清水先生は、どちらかと言えばそれまで異色な内容のドラマを担当されていたイメージがあったので、初見時はどうなることだろうと多少不安に思っていたが、内容は正統的で、表現が97年調という感じ。
とくに、のちに大人気となるエイスケが、かなりの引っ掻き回し役でこういったアナーキーな人物が、お行儀の良い朝ドラに登場したことは新鮮であった。

ただ、ヒロインの田中さんの演技が……。

その前年、オーディションに合格し、芸能界に入った彼女は、今でこそ女優として幅広く活躍しているが、この頃はほぼ素人と言っても過言ではないと思う。
朝ドラヒロインとしてはややアンニュイな顔立ちで、金切り声が耳に付く。

(もしかしてミスキャスト……?)

と当時思ったものだが、後半になるに従って、見違えるほど良くなっていった記憶がある。

話の大筋は覚えているのでざっと観程度だが、また半年間観させていただくことにしよう。


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