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気づいてしまった、違和感

『お父さんの方のお墓まりは、行く気あんの?』
「うんうん!!いくいく~!」って返事をしたら、
『お父さんの車で一緒に行かないなら来なくていい・・・』と。

「あ・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・え???????
あぁーーーーーーーーーーー。そういうこと?」
(なんでそうなるかな~:心の声)

その後、声にできなかった。
それに対する正式な返事は時間が経ってもできなかった。
(来なくていい=その場に居てもいなくてもいい。ならば行かない選択をチョイスする)

その日は長女の習字の授賞式があり、いつもより早めにお昼ご飯を食べて会場に向かう日だった。その前にお墓参りに行くならはそれこそいつもより早く出発する必要があった。お墓参りの後は一旦帰宅してお昼ご飯を食べてそれぞれの車で会場に向かうのだと思っていました。(そう思っていたのは私だったみたい)いつも通りに起床して子どもたちと朝ごはんの支度をして。
いつもより早く起きた両親は朝ごはんを終えて、出かける準備をしていた。

わたしは、食器の後片付けやトイレ掃除や洗面所の掃除をし始めていたら、
『んじゃ、行ってきます』の声。
手を止めて、玄関に行き「いってらっしゃい」と見送る。
「行ってらっしゃい」と言いかけている「いって・・・・」の段階でそそくさに出て行った。

たった1週間の帰省の中で、これまで見ないようにしてきた・見たくない・みえなかった部分が見えたことで、自分のことを知るきっかけになりました。

鬼の居ぬ間に洗濯

両親がお墓参りに行っている間に、洗濯物を外に干し、掃除機をかけて、フローリングを掃除する。子どもたちと手分けして行ったので1時間かかる掃除は手伝ってもらったおかげできれいになりました。モヤっとした気持ちもいつの間にかどこへやら。


5人乗りの車

書道展にみんなで行くんだと思っていたのは、私でした。

『何時に出るの?』
「お昼を食べて、11時半くらいかなって思ってるよ」と返事すると、
『12時半からの受付なのになんでそんな早く行くの?』
「お父さんの車で行ったら帰れなくなるから、別々の車で行って、それぞれ駐車場に止めて会場まで歩こうと思ってたから、11時半くらいがいいかなって」と伝えると・・・
『お父さんに送ってもらいなさいよ。お父さんに頼みなさいよ。別々に行って駐車場の料金払ったり駐車場を探したり、手間がかかるんだから。送ってもらうように頼みなさいよ』
「えー、おかぁさん一緒に行かないの?みんなで作品を見て授賞式も見るんだと思ってた~」と伝えると・・・
『学生さんと先生のしか展示されていないし、5人乗りなのに帰りは6人になったら私(実母)が車に乗れなくなるから、私(実母)は、行かないわよ』と。
「そうなの?」
『お父さんに会場の目の前まで送ってもらうように頼みなさい』
・・・と。キッチンでお昼の準備をしながらそんなやり取りを。

ん?ん?ん?…と思いながらも、2階へ。着替えてきてしまった服を脱いで部屋着に着替え直しながら子どもたちに、お父さんの車で送ってもらうようになりそうなことを伝えながら、胸に手をあてて深呼吸をする。

本当は本当は、本当は、本当は、自分の車で行きたいのだけど・・・。

前日の山形のお墓参りに行くとき、「お父さんの運転する車には乗りたくないから別々に行ってもいいよね」と聞いた時、冗談だと思われたり再度聞いてみたら今度は話を逸らされて。結局、お父さんが運転する車に乗って山形のお墓参りや親せきのおうちを尋ねました。

嫌だけどぐちぐち言われるのが嫌で乗りたくもない車に乗った。

次の日のお父さんのお墓参りにはいかない選択をして。家の掃除をして気分を落ち着かせていた。

そして今度は授賞式に行く手段として急遽実母がいかないと言い出し送ってもらいなさいと言われて、面倒くさくなった
(別々の車でいくとか自分たちで行くとか言えばまたぐちゃぐちゃ言われて、私が益々嫌な気持ちになるのが嫌だったから。)
嫌だけど、「送ってもらうことにした」ことを子どもたちに伝えて。
送ってもらったら楽だけど、送ってほしくて交渉しているわけではなくて、自分を守るための手段として送ってもらうことを選択した。

私は最初から2台の車で行くつもりだったから、車を止めさせてもらっているご近所さんにも車を使うかもしれないことを前日に伝えてあったので、車を取りに行く予定でいた。
しかし実母が突然『私はいかない、私が行ったら帰りに乗れなくなるから私はいかない』と言い出したことで、しぶしぶ送ってもらうように交渉したことで車を取りに行かなかった。

授賞式から帰宅すると・・・送り迎えしてもらうように頼みなさいと言った母からなぜかまた怒られる。

✤お出かけするって聞いてたから~と、ご近所さんが車のカギを届けに来てくれたらしいのですが、今日は車を使わないから返したわって。

急遽送ってもらうことになったことを連絡しなかったのが悪いとか、鍵をわざわざ届けてもらうのは悪いことだとか。明日は8時に出発するから鍵を届けるね~って言われたらしいんだけど、また届けてもらうのは悪いからどうのこうのって・・・。

届けてもらうのはわるいことなのか。
届けてもらうことが悪いなら、ご近所さんが出かける前にカギを受け取りにいくことにした。

急遽、状況が急変する

一緒に行く予定だったことが、急遽状況が急変する。今までもこういうケースはあったけど、あまり気にならなかった。
今回は私はこうしたいを伝えたことで実母からはそれが本心なのか?どうしてその言葉を選んだのか、疑問で仕方がないけど、来なくていいとか○○しなさいと子どもたちの前で言われて悲しくなりました。


自分の意見を言っても、そうはさせてくれませんでしたから、こうしたいの気持ちを打ち明けることがかなり勇気のいることでした。自分の意見を言っても、受け止める前に必ず反論されて、こうしたらいいとかこれはダメとか言われて結局は親が敷いたレールの上に立つしかなくなる。自分の意見を言うことでぐちゃぐちゃ言われるのがいやだから自分の意見は言わずに親のレールに乗っていた、その方が楽だと思っていたから。

違和感

今回の帰省は1週間。夏休みとしては今までで一番短い滞在日数。7か月ぶりの再会で、1週間をたのしもうと努力しています。しかし、状況が急変したり、自分はどうしたいかを伝えれば伝えるほど聞きたくない言葉やメールの返信にがっかりする毎日。

一緒にいたら違和感は感じられないのかもしれない。

しばらくぶりに会ったからこその違和感なんだろうなぁ。そういう部分を見落とさずに感じ取れたことは悲しいけど気づくきっかけになったと、思うと、たった1週間の帰省の中で、自分のことを知るきっかけに繋がりました。


残り、二日間。
できるだけ楽しく過ごしたい。






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