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スキー場の現状に一瞬背筋が凍った

25年ぶりに雪まみれになってスキーを楽しんでいる。今シーズンはもう5回行った。それもこれも少雪のお陰で時間を作られているから。昨年の今頃は積雪が100cmを超えていたのに今年は30cm台なのだ。「頼む~ 降ってくれ」と切に願っているのは上杉雪灯篭まつり実行委員会だろう(笑)。

まぁ心配しなくても大丈夫。例年、大寒から立春までの2週間でバカみたく降るから。わざわざ予算立てて山から雪を持って来るまでもない。無かったら無かったで数基だけでもいいのさ。1時間も雪灯篭の前で立っているのはカメラマンくらいで、大抵の市民は5分だけ見て「さて、何食べようか?」とテント村物産展に足が向いているはず。

スキー場では半数以上がマスク姿

おそらく雪灯篭まつりでも同じ光景が想像できる。すごいよね~ 国が何言っても反発する国民。例え5類に引き下げても天皇陛下が言っても外せないんだろうな。そのうち“マスク依存症”という診察外来が生まれそう。顔を見せるのが恥ずかしい? 自意識過剰というか「誰もあなたの顔をそんなにまじまじと見ていませんよ」と言いたいね。

給食の黙食も然り。文科省がアレコレ言っても米沢市の教育現場は何も変わっていない。

スキー場でマスクする人たちは一体何と闘っているのだろう? ここは渋谷のど真ん中ではなく山の中だよ。帽子被ってゴーグル着けて不織布マスクしている人たちがウジャウジャいるわけ。もう完全な不審者だからね(笑)。試しにその格好で銀行へ入ったら行員はどんな反応するのだろうか。

それとも真冬に全裸でマスクしてウロチョロしていたら通報されるかな。普通に風邪引くよね。だからマスクは関係ない。自分の体内バランスが崩れたのが風邪だから外からのウイルス侵入が原因ではない。

スパルタ鬼教官になる

一瞬背筋がゾッとしただけで2日目以降のマスク姿は見慣れた。「あっ! 思い出した、今日は娘にスキーを教えに来てるんだっけ」ブーツやスキー板の履き方は家でやったので早速山をテクテク登る。米沢スキー場には『キッズエリア』があり、柵とネットがあるので他のスキーヤーから守られる。

滑ることは難しくないから、まずは止まる練習。それができないと突っ込んで行ってしまい人様に迷惑をかけてしまうから。その延長で曲がる練習をしようとしたが集中力が切れてグダグダに。こうなると子どもは何やっても無駄だから別の日に仕切り直し。

2日目は少し曲がれるようになったのでスキー板でリフトに乗るのをデビュー。でも、保育園時代の遠足で乗せてもらっていたので思ったより緊張感ないね。ただ、スキー板では初めてなので洗礼を浴びた。仕方ない、乗るより降りるほうが難しいのよ。ゲレンデでも何度も転んで泣きながらロッヂまで帰ってきた。「もう家に帰る」

3日目は練習なしで一気にリフトへ。第1ロマンスリフトAの中間降り場まで。係員さんがすごく優しくて毎回スピードをスローにしてくれたので転ばずにリフトを降りられた。「優しかったね、あのお兄ちゃん」ありがたいね~ これでスキー好きが米沢から一人誕生した。これに気を良くして下のリフト乗り場までスイスイ滑られるようになった。

それもこれも当時なかったカービングスキーという道具に助けられた。これは偉大な発明だね。少しつま先の方向を変えるだけで曲がってくれる。私が教えたのは人体の構造くらい。「踵を軸にして板を曲げると楽だよ」と。何のことはない、早く一人で滑られるようになってくれれば私の時間が作られるから。

しかし、周りを見渡してもスノーボードのウェアでスキーをしているのは私くらい。ん~ どうしようか、あと数年間連れて行くことを考えたらスキーウェア買っちゃおうかな~

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