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トンビが鷹を生んだ

“トンビが鷹を生む”とは平凡な親が優れた子を生む喩え。昨日は試写会に行ってきた。4月8日公開予定の映画『とんび』

日本一不器用な父と、皆の温かい手で、僕は大人になったーー
これは、僕の〈家族〉の物語。

日本一不器用な男・ヤスは、愛する妻・美佐子の妊娠にも上手く喜びを表せない。幼い頃に両親と離別したヤスにとって、“家族”は何よりの憧れだった。時は昭和37年、瀬戸内海に面した備後市。アキラと名付けた息子のためにも、運送業者で懸命に働くヤスだったが、ようやく手にした幸せは、妻の事故死によって脆くも打ち砕かれる。悲しみに沈むヤスだったが、人情に厚い町の人々に叱咤激励され、彼らの温かな手を借りてアキラを育ててゆく。
時は流れ、高校3年生になったアキラは、東京の大学を目指し合格を勝ち取る。だが、別居の寂しさを素直に伝えられないヤスは、「一人前になるまで帰って来るな!」とアキラを突き放す。そして昭和63年、久々に再会したヤスと大人になったアキラだったが──。

映画『とんび』公式サイト

特に薬師院の住職が語る「寒い海のシーン」は必見。「うん、うん」と素直に頷いてしまう含蓄のある言葉。

以下は原作もドラマも見ていない素人の感想(たとえ話)。
「いい人いるから会ってみない?」と言われ、会ってみたら確かに“いい人”だった。会う前に「ああなんだよ、こうなんだよ」と聞かされた通りの好青年。でも、想像の域を超えたかというと「ん~」 そこまで印象に残らない。良くも悪くも“いい人”止まり。

先に「感動して泣くよ」と言われると、泣けない私は人間失格か? 感情移入できる人はハマるだろうけど。改めて思ったが、私は映像より活字のほうが感情移入できるようだ。なのであまり参考にしないでほしい。

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