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2020年よく聴いた曲その1

書きかけの途中で年が明けしてしまい、年間ベストを発表し合う時期をすっかり過ぎちゃったけど…昨年のリリースで好きなのをランダムに…2020年はご存知の通りCOVID-19禍で、ライブハウス自粛という音楽愛好家には未曾有の危機だったけど…そういう想いが反映されてるラインナップになってると思うよ。



とか言いつついきなりダジャレでごめんだけど、2020年に20/20を紹介しなくてどうする!っていうパワーPOP警察みたいな気持ちが勝手に発動。タイムレスなメロディーと疾走感がたまらない名盤の1曲目を飾る大名曲。

核戦争後の荒廃した世界観を歌ってて、2020年はその通りにならなくて良かったんだけど、ある意味ウィルス戦争?みたいな状況で心は荒みまくってるかも…ちょうど40年前の1981年リリースなのに…人類は大して進歩してないのかもしらん…知らん。



『情熱大陸』で紹介されたので、そちらで知った人も多いかも?英国在住日本人女性にして、The 1975等でお馴染み現在の英国インディー筆頭レーベルDirty Hitに見出された天才。

POPなのに攻撃性もあるし、R&BのバウンシーさとROCKのダイナミズムが共存する傑作だし、林檎ちゃんとファレル・ウィリアムスを同次元で体現できちゃうセンスはマジ天才。



ex-Blueglueのギタボ渡辺くんのソロ・プロジェクト。同じ立場だから分かるんだけどギタボ、そしてROCKバンド的な安直さ脆弱さから脱却したいのよね今は…だってコロナ禍において一番役に立てないんだもの…LIVE出来ないし、そもそもCDを売る・買う習慣もどんどん減ってるし。

否が応でも既存の価値観から脱却を図らなければならないというピンチを、見事にチャンスに変えるオリジナリティ。切実な現実を軽やかに昇華する歌詞も最高。



でもだからってバンド・サウンドが嫌いになったわけじゃないし、むしろ逆手に取って色々遊べるわけで…カリフォルニアの変態PUNK双子によるザ・ガーデンの新譜は遊び心…いや、悪戯心?むしろ悪意?に満ちてて最高。

ハードコアのタッチとトラップっぽいフィールが渾然一体となったカオティックなサウンドなのに、唐突な80'sシンセ感の挿入や、POPな歌メロもあるんで読後感は爽やか。



K-POPがいかに本気でHIP HOPしようとしてるか伝わってくる1曲。最小限のプロダクションによるトラックメイキング、畳みかけるフロウやライム、軽やかに聴かせてるけどメチャクチャこだわって作ってるのがビンビン伝わってくるクールさ。メンバーのルックス含めてカッコいいのは間違いない。

でもそろそろゴージャスさ+カメラ目線一辺倒なMVの在り方は飽きられ始めるだろうし、J-POPのダンサブルな人達がこぞってこの路線を踏襲し始めてるけど、2021年には2021年の潮目があるから、そこを読まないと…という意味でもヒントや示唆に溢れた秀作。

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