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creative notes #1

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2019年2月の記事一覧

予定が詰まっていることが豊かなのではないという話

ずいぶん昔に、武司くんの高校のときの同級生が店にやってきたんですね。今は東京で暮らしてて、帰省中に来てくれたのだそうです。武司くんには高校以来会っていないらしく、そんな事情なら今から武司に電話しますよー、と。私は気をきかせました。彼の住まいは店から歩いて1分半のところなのです。電話に出た武司は、久しぶりの友達が来て会いたがってるよ、という私の話のあと、にべもなく言い放ちました。

「いや、俺、今夕

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ホンモノとニセモノ。

ホンモノとニセモノ。

今回のロケは天候があまりよくなくて、想定していた場所での撮影をあきらめなければいけない可能性もあった。最悪の場合を想定して別カットを撮っておき、天気予備日に賭ける。

翌日ほんの数十分だけ天気が好転し、なんとか思っていたカットを撮ることができた。こんなことを30年もやっているとだいたいのことには驚かなくなるし、神経は土管くらいに太くなる。

写真にはホンモノとニセモノが写る。スペイン村はスペインじ

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キャズムを超えるために必要な「新しさ」のアンラーン

キャズムを超えるために必要な「新しさ」のアンラーン

日頃新しいサービスやプロダクトに接することが多いのですが、ある程度成長すると必ず『キャズムをどう超えるか』という話になります。

イノベーター理論でいうアーリーアダプタまでは普及したけれど、マジョリティに移行するための溝(=キャズム)を超えられず、停滞してしまうサービスやプロダクトは山ほどあります。

私自身百貨店を辞めた後はずっとスタートアップ界隈にいるのでこの問題についてずっと考えてきたのです

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