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creative notes #1

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2018年8月の記事一覧

我が欲望と正論。

我が欲望と正論。

立川談慶師匠ともいつも話すけど「田舎者というのは生まれや住んでいる場所ではなく、他者がたくさんいる場所での振る舞い方がわからない人」だと思っている。

人が多い場所では、なぜ自分がそのスペースを占めているのか、他人はなぜそこにいるのかを認知できないといけない。人と肩がぶつかるほどの都会で生まれた人は、幼いときからその訓練ができているメリットはあるかもしれないけど。

どんな場面でも他人との距離感が

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死ぬまでにやってみたいこと

死ぬまでにやってみたいこと

昨晩はBrightureの学生さんたちと飲みに行って、色々な話をしてきました。転職を考えている社会人もいれば、就職先に悩んでいる学生さんもおり、またある人は現在の恋人と結婚すべきなのか悩んでいたり......。若い時ってまだ大した経験もないのに、自分の一生に大きな影響を及ぼす重大な決断に色々と迫られるから、なかなか焦るんですよねぇ。僕自身にもかつてそんな時期があったことを鮮明に思い出しました。

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結婚はそもそも無理ゲーではないのか?

結婚はそもそも無理ゲーではないのか?

現在、生涯未婚率が止まるところを知らずに上昇し続けているという。離婚率も高まっていく一方だ。かろうじて繋がっているカップルたちも、セックスレスになったり、家庭内のモラハラやDV、あるいは子供の引きこもりなどなどで苦しんでいる。アメリカでは既に2組に1組のカップルが離婚するようになって20年以上も経つが、日本もおそらく、それほど遠くない将来に、同じくらいの率で離婚するようになるのではないだろうか。

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私たちは、絶対にわかりあえない

私たちは、絶対にわかりあえない

日本語のTwitterを見ると、誰かに対する違和感であふれています。

「最近の親は常識がない」とか。
「上司がわかってない」とか。
「夫が子育ての辛さを理解してくれない」とか。
「子供が出したものを片付けない」とか。
「ツイートしたことを誤読するバカがいる」とか。
「新人の礼儀がなってない」とか。

要するに、全然、わかりあえてないんですよね、日本人の私たち。
同じ日本語話してて、同じ日本人でも

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ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。

ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。

8月23日に“ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。”というタイトルでPHP研究所から書籍が発売されます。アマゾンではすでに予約が始まっています。

35歳でガンになるとは思わなかったけど、ガンになって書籍を出すことになるとも思わなかった。人生ってわからないものだ。
推薦帯はむかしからファンだった谷川俊太郎さんに書いていただいた、本当にありがたい。

8月28日19時から代官山蔦屋さんでトークイ

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やったことだけ言え。「やろうとしたこと」は自分のコンテンツじゃない。ロバート・ツルッパゲ

幅跳びと三段跳びの違い。

幅跳びと三段跳びの違い。

30年くらい仕事をしているのに、いまだに「ああ、こうすればよかったのか」というトンマな発見がある。

会社にいた頃はアートディレクターをしていて、フリーになった頃はCMの演出をやっていた。それからまたデザインに戻り、なぜか写真の仕事を始めた。この三つは「時間の使い方」がまったく違っている。

アートディレクターはとにかくひとつの仕事の拘束時間が長い。まだ商品さえないうちから会議が始まり、実際の撮影

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