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creative notes #1

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2016年7月の記事一覧

ひと駅ぶんが、ちょうどいい。

ひと駅ぶんが、ちょうどいい。

いま、cakes の加藤さんと一緒に、毎週取材に出かけている。

お互いの会社は渋谷。帰り道は同じ方向だ。しかし取材を終えて帰るとき、そのまま地下鉄に乗ることをせず、ひと駅ぶんを歩くのが、いつの間にか習いになった。夏の暑い日も、雨降りの日でも、10分にも満たない距離を、てくてくふたりで歩いていく。

その日にお互い思ったこと、これからこうしたほうがいいと思っていること、あるいはなんでもない近況報告

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「ばか」の正体を考える。

「ばか」の正体を考える。

自分を見つめ、世のなかを見渡そうとするとき。「ばか」のひと言は、どんだけ考えても考え尽きることのないテーマだ。

「ばか」とはなにか。

それは「ばれること」である。隠しおおせていたつもりのなにかがばれたとき、ひとは「ばか」の烙印を押される。無知、無教養、無思慮、浅薄、不見識。それらは別に「ばか」ではない。あってしかるべきなにかが欠損した状態を「ばか」と呼ぶのではなく、隠し通そうとしたおのれの欠損

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