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被害者のつもりが、いつのまにか不満をぶつけられる対象になっていた

こんにちは。

つい数日前に36歳の誕生日を迎えたばかりなのでまだ気持ち的には35歳。きゃぴ🪸🐠
という悪あがきをしている。

みなさんも誕生日を迎えたあと1ヶ月くらいはそうだよね?





この間YouTubeを見ていると、

「まじ周りの大人たちつまんないっス。右向け右って感じで」
みたいなことを言っている少年を見かけた。


ネットなので仕込みの可能性もあるけど、
わざわざインタビューに答えなくてもそう思っている若者はたくさんいるだろう。


ここで立派なこども部屋おばさんの私はとっさにこう思った。

「君、いっぺん社会に揉まれてから言いたまえ。話はそれからだ」


うーん立派な大人だ。
でもこれを言ったらダメなのもわかってるから口には出さない。


こう見えて私にも若い頃はあった。

中二病を患っていたので
常に社会に対して斜に構えていた。

なんて世の中だと毎日思っていたし、
なんなら今でもたまに思うことはあるけれど

まあ、この少年から見たら間違いなく私も批判の対象に入る大人の構成員だろう。

そう。もう私はとっくに、社会の大人たちにピーピー不満を言っていいような年齢ではないのだ。


むしろもう、
こうやって若い人たちが嘆くような社会を構成している責任を負わなければいけない。

被害者のつもりが、いつの間にか不満をぶつけられる対象になっていた。
具体的に何歳の頃に入れ替わったのかはわからないが。


これに気がついた時、ゾクゾクしたね!
なんかこう、社会の片鱗を見たような感じ!


そしてこうやって不満をぶつけられてもムキにならず、
淡々と世のため人のためになることをしていくしかないのである。

大人って大変だな〜

と思った。
36歳の誕生日。


自分はこの悲惨な社会の被害者だ!と不平不満を言ってても誰もケアなんてしてくれない。
そもそも誰が謝るんだって話だし。

自分もまたこの社会を作っている一員だという意識がないと、いつまで経っても被害者意識から抜け出せない。


あーこわ。


そしてついでに気がついた。

あぁ、だからロックは若者にしかできない。

正直悲しい。
15年近く好きだったバンドも、
好きになった頃のような尖った感性や、殺気だったステージはもうないんだ。

私にももうあの頃のロックな気持ちはもうない。


まあでもそれも悪くない。
大人になるって楽しいなーと思う、36歳の誕生日であった。

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