長崎からぶっ飛び福岡へ(一人旅7日目 in長崎〜福岡)
長崎3日目。本日で2連泊した「ホテルウイングポート長崎」をチェックアウトし、午前中は平和公園へ。
長崎には1945年8月9日に「ファットマン」と呼ばれる原爆が投下された。
それから間もない8月14日にポツダム宣言が受諾され、日本の降伏によって戦争が終結。近代史でよく知る事実である。
僕の祖父は戦争経験者だったので、生前にいろんな話を教えてもらっていた。やはり当時の教育や戦時の敵対関係という背景もあり、アメリカに対してはやや複雑な感情を持っていたらしい。
その祖父が亡くなり遺品整理をしていた時、ノートの切れ端にメモが残っていたのを発見した。
「米が主食なのにジャパン。パンが主食なのに米国」
……いつ使う予定だったんだろう、このギャグ。
ちなみに入歯をしていたが、それはチョコを食べすぎたからだったらしい。
平和公園の広い敷地を進んでいくと、平和祈念像が見えた。
人はまばらで談笑の声は聞こえず、落ち着きと静けさに包まれている。
戦争の爪痕が残る場所として、僕が今なお鮮明に覚えているのは、小さい頃に沖縄で訪れた「ひめゆりの塔」と「第三防空壕」だ。
資料館には女学生および先生の写真があり、その下に亡くなるまでの経緯が記載されていた。
沖縄で綺麗な海や観光地を楽しんでいた僕は、ショックのあまりそれ以降に行った場所を全く楽しめなかった。
多感な時期に行っておいて良かったと強く思う。歳をとるほどに感情がどんどん鈍くなってきていることを実感しているが、小さい頃の衝撃や気持ちは色褪せないものだ。
敷地内をぐるっと回った後は、再び長崎駅前へ。
そういえば、長崎のご当地グルメといえばチャンポン、ということを思い出し、近場のお店「中華大八」に入って注文。
美味しい。おいしいけど、多分ちゃんぽんはどこで食っても大体おいs
さて、(多分高速バスで)午後は長崎を離れ、福岡県の博多駅に到着。
佐賀県はアクセスの都合上により、今回は通過のみ。いや、通過しているわけだから、一応行ったことにはなる…のか?
この時点で夕方のため、この日は慌てて観光名所を回ろうとせず、近場をゆったり散策することに。
というわけで、疲労でパンパンの両足を引き摺りつつ天神駅付近へ。
天神駅前にある一蘭の総本店をパシャリ。
ちなみに、天神に来るのも人生で二度目だったりする。
その時もこうやって中洲のあたりをぷらぷらしていた。
一蘭の本店で食べるのも良いけど、どうせならこの辺りにしかないお店で博多ラーメンを堪能したい。Google mapで調べて、評判の良い「Shin Shin」に入ることにした。
まだ17:00を回っていないのに、お店の前にはすでに10人ほどの行列が。
30〜40分ほど並んで入店し、シンプルにラーメンを注文。
王道な博多豚骨ながら、臭みはなくどこかクリーミーで美味しかった。
今まで食べた博多豚骨ラーメンの中では一番好きかもしれない。
…さて、天神といえば「中洲」である。野郎の皆さんはもちろんご存知だと思うけど日本には3大歓楽街と呼ばれる場所が存在する。
新宿の歌舞伎町、札幌のすすき野、そしてこの場所、中洲である。
美味しいラーメンも食えたし、夜はまだまだ長い。そして自分は今一人。
そこで僕は、
普通のタイマッサージ屋で足のマッサージをたっぷり堪能した。
リュックを背負って歩き周り、かつ長時間のバス移動で疲れきった体にそんなエッチぃ気力は全くない。たまたま帰り道で通りかかったマッサージ屋に急遽入店してみた。
すでにパンッパンになっているふくらはぎを、アロマの香りに包まれながらしっかりほぐしてもらうこと80分。
「どんな感じですか? 僕の足」と聞いたところ、店員さんから「めっちゃめちゃ張ってますね!」と予想通りの回答。
「一回じゃ全然取りきれてないから、今後も都度マッサージを受けた方が良いですよ」とアドバイスをいただいた。ですよね…。
ゆったりとした時間を過ごした後は、那珂川に並行して並ぶ露天の賑わいを鑑賞しながら散策。
おでん屋さんやラーメン屋さんなどが軒を連ね、賑わいを見せていた。
入りたいけど流石に一人では勇気がなかった…。