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店に代わって料理配達 ウーバーイーツ 石巻上陸 サービス開始

 飲食店に代わって客に料理を届けるサービス「UberEats(ウーバーイーツ)」が26日、石巻市内で始まった。市内30店以上が加盟しており、自宅に居ながら各店の料理が味わえる。【熊谷利勝】 

 世界6千以上の都市で展開されている料理の配達代行サービス。国内は平成28年に東京都で始まり、外出を避けるコロナ禍もあってサービス提供地域を広げてきた。県内はおととしに仙台市で開始され、石巻市では今のところ、蛇田や石巻駅周辺が配達を受けられるエリア。

配達サポーターが店から料理を預かり、客に届ける(ディーズ・ハピネス)

 客はスマートフォンのアプリで加盟店の料理を注文。一般の配達パートナーが店で料理を受け取り、自転車やバイクで客に届ける流れだ。支払いはオンラインで、料理代金のほかに配達手数料と10%のサービス手数料、小額注文の場合は150円かかる。

 イオンモール石巻内のステーキ&ハンバーグレストラン「ディーズ・ハピネス」もサービスに加盟し、弁当やどんぶりもの、オードブルを提供する。今後はカキやホタテなど地元色の強いメニューも出していく考えだ。

 店はコロナ禍で一時、来店者が最大6割減少。配達は客にとって割高だが、交通費をかけて来店するよりもお得な場合がある。店側にしても直接配達するよりも代行してもらった方がいい。同店の志摩由元部長(55)は「出前と言えばすしやラーメンだったが、今は洋食まで感覚は広がっている。店内と同じ料理をおうちで食べていただく機会になれば」と期待した。


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