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便利の陰に潜むリスク 「ネットとの共生」 ①課題

 皆さんの家庭に携帯電話がやってきたのは、いつ頃だったのか。我が家は、およそ20年前。外出先でも仕事の連絡を取れるように父親が購入した。全5回連載(1/5)

 当時の携帯の役割は大部分が通話だったが、月日とともに機能は充実し、特にスマートフォン(スマホ)普及後は、インターネットが身近な存在となった。〝情報の海原〟にいつでも飛び込め、ゲームや動画もワンタッチ。便利さが際立つ一方、無数のリスクも身近になったことを忘れてはならない。

 一般社団法人電気通信事業者協会の調査では、令和元年12月末現在で携帯電話やタブレット、WiMAX(広帯域移動無線アクセスシステム)を含めた総契約件数は2億4600万件を超え、総人口に対する普及率は193・6%。未就学児の所有がないことを考えれば、1人当たり2台以上デジタル端末を保有している計算。携帯関連だけでも契約件数は1億8千件、保有率は139・8%に及んでいる。

 確かにスマホやタブレットは便利だ。ひと昔前はテレビや新聞、図書館で得ていた情報も簡単に収集でき、音楽や映像、読書にゲームも1台で楽しめる。財布としてコンビニエンスストアや商業施設での支払いも可能。他者とのコミュニケーションは電話やメールに加え、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が主流となり、24時間365日、他者とつながりが持てる。

 普段の生活に浸透したデジタル端末は、もはや生活必需品であり、今後一層、生活に欠かせないものとなっていくだろう。この「欠かせない」ということは、依存度が高いということ。中高生の大半が使う時代。利便性の裏に潜むリスクはしっかりと周知、理解されているか。

 例えばSNS。国内外の不特定多数とつながりを持つことができるが、そのつながりとは善意だけだろうか。ネットからの情報収集も同様で、正しい情報を判断できているか。小中高生もスマホを操作する時代。SNSによる性被害やネット閲覧による架空請求などの実被害、ゲームや動画などに熱中し、学習内容の未定着、寝不足や視力低下などの影響も確認されている。買い与える家庭だけでなく、知識の定着を目指す学校も連携した対応を講じていく必要がある。



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