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運試しガチャで飲食店応援 (株)D・I・Oが設置 景品に同額食事券など

 石巻市中央二丁目の私有地にある「ホビースタンドガチャ吉」。カプセル玩具を販売するプレハブ建ての無人店舗であり、まちなかの飲食店を訪れる人たちを中心に話題を集めている。目玉の「1000円ガチャ」は、家庭用ゲーム機や市内で使える食事券などが含まれている。

 店を展開するのは同市内などで飲食店を経営する(株)D・I・O(鈴木崇也社長)。市の補助金を活用し、昨年8月に店を設けた。カプセル玩具が入った販売機(1回100ー400円)は16台あるが、「1000円ガチャ」は大当たりのほかに、コロナ禍で伸び悩む飲食店を応援したいと、1千円分の食事券も当たるようにした。参加した飲食店9店舗と同社が負担を折半し、景品として加えている。無人店舗なので人件費も削減できるという。

「コロナ禍の飲食店を応援できれば」とガチャを設置した鈴木社長

 1千円のガチャはもちろん〝はずれ〟となる品も入っており、運試し要素もあるが、同社の設置したものは当たりの確率が高く評判や売れ行きも好調となっている。価格的に損得無しの食事券は飲食店で活用され効果も上々だ。

通常のガチャ(左)よりも大きい「1000円ガチャ」の筐体

 さらに高価格の「3000円ガチャ」も計画中で、当たりが出れば格安で地場産品が楽しめるようなものにしたいという。鈴木社長は「食事券を入れることで、飲食店のPRになればと始めた。ガチャをきっかけにし、店に足を運んでもらえればなにより」と思いを込めた。【渡邊裕紀】





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