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8月2日、流灯や供養花火 川開き祭り開幕

本番のにぎわいあすから

 石巻市最大の夏祭り「第101回石巻川開き祭り」(同祭実行委員会主催)は2―4日の3日間にわたり、市中心部で行われる。2日は前夜祭に当たり、午後から各種祭典行事を開催。日没に合わせ東日本大震災犠牲者を供養する灯籠流しなどがある。祭り本番のにぎわいはあすからで、開北橋下流の旧北上川右岸では花火大会の会場設営が進められていた。

 祭りは江戸時代に北上川を改修して港を開き、石巻発展の礎を築いた川村孫兵衛翁への報恩感謝が原点。2日は関係者が釜地区にある孫兵衛ゆかりの重吉神社祭や墓前での供養祭などに臨んだ。

開北橋下流では、あすの花火大会へ向けて有料席の設置が進められた(2日午前10時ごろ)

 一方、街なかは日中の催しがなく、人通りもまばら。ぽつぽつと出店が開店し始め、かわまち交流広場ではあすに向けてイベントステージなどの準備が行われていた。

 きょうは午後6時から住吉公園で震災慰霊祭などがあり、同30分から2千個の灯籠が川に浮かべられる。7時30分からは、中瀬公園から約600発の供養花火が上がる。

 3日は午前9時から孫兵衛船競漕の予選がスタート。歩行者天国となった市街地では恒例の大縄引き大会やアクアカーニバルなどがある。花火大会は午後7時30分から。東北最大規模の約1万6千発が上がる予定だ。
【熊谷利勝】

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