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飲んで食べてリズムに乗って トリコローレに77団体 ボンバールのべ500人満喫

 「第18回トリコローレ音楽祭」(同祭実行委員会主催)が27日、石巻市の中心市街地で行われた。ロックや吹奏楽、ジャズなどさまざまなジャンルの77団体、総勢420人が街なかに音楽を響かせ、のべ4千人が来場した。ボンバールいしのまきも26―27日にあり、39店舗が参加。演奏を聴きながら飲食を楽しむ人の姿もあった。

 イタリア語で三色旗を表すトリコローレにそれぞれ「海・人・音楽」を当てはめ、テーマとする音楽祭。平成16年から音楽で石巻を明るく盛り上げていくことを目的に地元の有志によって開催されている。

気持ちの良い晴天で音楽を楽しんだ

 中心市街地の7カ所にステージを設け、プロ、アマチュアの演奏者が登場。新型コロナの影響で昨年は市内在住者に出演を限定したが、制限のない今年は観客も声援や拍手を送り、一体感を作り上げていた。

 同市中央の旧コモンシップ橋通りでは、酒と音楽をこよなく愛するバンド「オンザロック」のステージがあった。会場に集った多くの人が酒を片手に自由にリズムに乗っていた。

 かわまち堤防では石巻ジュニアジャズオーケストラが「イン・ザ・ムード」や「A列車で行こう」などジャズの名曲を披露。同市八幡町の津田るみ子さん(63)は「家にいたら外から音楽が聞こえ、それに釣られて会場に来てみた。毎回トリコローレに行く機会を逃してきたため、やっと聴きに来れてうれしい」と話していた。

ボンバールと連携した出店もあった

 一方、ボンバールいしのまき(石巻観光協会主催)は飲食店や出店を「はしご」するイベント。5枚1組のチケットを購入し、各店舗が提示する枚数を差し出すと1フード、1ドリンクを楽しめる。昨年は6月と8月の2回企画されていたが、8月はコロナの感染状況を鑑みて中止。8月の開催は2年ぶりとなり、のべ500人が来場した。【泉野帆薫】





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