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ブルー6機新春の空へ 金華山沖で訓練開始 コロナ禍 航空祭厳しく

 航空自衛隊松島基地(津田昌隆司令)で6日、ブルーインパルスの今年初の訓練飛行が行われた。カメラを構えた多くの航空ファンが見つめる中、6機のブルーが5秒間隔で滑走路を離陸。雪化粧された地域を眼下に、スモークを出しながら新春の空を駆けた。【横井康彦】

ブルー飛行初め (3)

 飛行訓練は昨年12月23日以来14日ぶり。当初は午前の訓練を予定していたが、積雪と滑走路の凍結で午後の訓練となった。

 この日は駐機場前に機体が並び、〝ドルフィンキーパー〟と呼ばれる整備士が安全ピンなどを解除。次にパイロットが機体前で最終確認後、ヘルメットをかぶり、操縦席に乗り込んで滑走路に向かった。

ブルー飛行初め (5)

 滑走路を離陸した後、約30キロ先の金華山沖を目指した。上空では、遠心力や重力に体を慣らし、編隊飛行や各種演目を確認した。早ければ7日午後以降から基地上空で訓練を行うという。

 飛行初めで津田司令は「地域との絆を大切に飛行安全に万全を期し、期待と信頼に添えるよう全力で任務にまい進する」との談話を発表した。

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 一方、新型コロナウイルスの影響で、本年度分の展示飛行は全て中止となっている。来年度も防衛省から5千人以上の観衆が集うイベントは計画できないとの判断がなされ、航空祭などの開催は厳しい状況にある。

 延期されている東京五輪で飛行要請は出ていないという。基地広報班は「要請があった場合は、しっかりと準備をして臨みたい」と語っていた。

トリミング※ブルー (3)b



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