見出し画像

晴れ舞台で感謝の演奏 開北小 鼓笛隊 行事中止でPTA提案

 石巻市立開北小学校(熊谷賢治校長・児童314人)で12日、鼓笛隊の発表会が行われた。新型コロナウイルスの影響で、運動会などの学校行事が中止となる中、本年度初めてにして最後となる演奏を披露。保護者らに感謝を込めた力強い音色を届けた。【渡邊裕紀】

 同校PTA主催。学校の伝統を引き継ぐイベントとして、コロナ禍で演奏ができずにいた子どもたちに披露の場を作ろうと企画された。当日は5、6年生の保護者らのみを観客とし、2回に分けて演奏の発表を行った。

開北小鼓笛隊 (71)

体育館に元気いっぱいの音色が響いた

 発表会は体育館であり、児童の応援に駆け付けた石巻好文館高校チアリーディング部のパフォーマンスで開幕。鼓笛隊演奏では、指揮の阿部喜楽良さん(6年)が「運動会や川開き祭りが中止になり悲しい思いをしたが、きょうは全員が力を合わせ、6年生最後の演奏を届けたい」とあいさつした。

開北小鼓笛隊 (22)

我が子の最後の演奏を聴こうと多くの保護者が駆け付けた

 その後、息の合った校歌の演奏や各パートの紹介などを行い、元気いっぱいの音色を響かせた。横断幕を担当した伊勢幸央さん(6年)は「川開き祭りの中止でパレードもなくなり悲しかったが、きょうの演奏は練習の成果をしっかりと出せたと思う」とやり切った表情で笑顔を見せた。


現在、石巻Days(石巻日日新聞)では掲載記事を原則無料で公開しています。正確な情報が、新型コロナウイルス感染拡大への対応に役立ち、地域の皆さんが少しでも早く、日常生活を取り戻していくことを願っております。



最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。皆様から頂くサポートは、さらなる有益なコンテンツの作成に役立たせていきます。引き続き、石巻日日新聞社のコンテンツをお楽しみください。